おすすめクロスバイク2018-2019年版:ワンランク上の自転車がある毎日を楽しむ

通勤や通学に、そして週末のサイクリングに。スポーツ自転車をこれから始める人が趣味と実益を兼ねたいと思ったら「クロスバイク」がおすすめ。ちゃんとしたメーカーの「ちょっといいクロスバイク」があれば、毎日がきっと充実したものになるでしょう。

クロスバイクははじめてのスポーツ自転車にちょうどいい

クロスバイクとは、舗装路を速く走るための「ロードバイク」と山道を走るための「マウンテンバイク(MTB)」とがクロスオーバーした自転車で、ロードバイクと同じ「700C」サイズのホイール、そしてMTBとロードバイクの中間の太さのタイヤを装備するのが一般的です。

自転車のジャンルについての細かい話はさておき、これからスポーツサイクルを始めたいと思っている人にクロスバイクが向いている理由は、なんといってもクロスバイクがはじめてのスポーツ自転車に「ちょうどいい」からです。

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それまでシティサイクルしか乗ったことがない人、自転車自体が久しぶりの人でも、スッと馴染むことができます。そして、通勤や通学、買い物といった「普段使い」ができます。普段使いができるのに、その気になればスポーツライドもできるし、遠くにだって行ける。そんな自転車がクロスバイクです。



クロスバイクに乗り始めてしばらくしたら物足りなくなって、ロードバイクを買ってしまった——それでもいいと思います。クロスバイクで過ごした春夏秋冬は、まったく無駄になりません。クロスバイクで少しずつ経験を積んでおけば、よりズムーズにロードバイクに入っていけます。

一方、自分にはクロスバイクがちょうどいいと感じ、通勤や通学、週末のサイクリングを楽しみながら1台のクロスバイクと長く付き合う——それもいいでしょう。

クロスバイクで旅に出たって、構いません。

ほどよくスポーティーで普段使いができるクロスバイクは、乗る人の気持ち次第でどうにでも使うことができます。

関連記事: クロスバイク、ロードバイク、ミニベロ……街で見かける自転車のジャンルをおさらい – CyclingEX

ワンランク上の自転車を選ぼう

この記事では、CyclingEXが独自の基準で選出したおすすめのクロスバイクを何台か紹介します。そのいずれにも共通するのが、おそらく一般の感覚からすると「ちょっと高い」ということです。具体的に言えば、ここで紹介するすべての自転車が、税別5万円以上です。

それはなぜか。自信をもっておすすめできるクロスバイク、そして、皆さんが安心して使うことができるクロスバイクとなると、どうしてもそれくらいの価格帯になるのです。

今どき、ホームセンターや大型スーパー、ディスカウントストアなどで、クロスバイクと名乗る自転車を2万〜3万円程度で購入することができます。インターネット通販でそういった自転車を手に入れることも、たやすいでしょう。

しかし、安価な自転車は結局のところ「それなり」でしかありません。

ここで紹介しているのは、どれも一定のレベルをクリアしたクロスバイクです。2万〜3万円程度で売られているものと比較すると、軽さや走りの上質感、それどころかハンドルグリップやサドルといった体に触れるパーツなど、そのすべてにおいて、ワンランク上の良さを体感できます。それでいて、無駄に高価とうわけでもない——というラインなのです。

逆に言えば、ときどき話題になる何十万円もするようなブランド物の自転車を街乗りで使う必要はありませんし、そのへんの通りを流すのに高級なロードバイクを手に入れる必要はありません。いや、もちろんそういう自転車を街で使っても構わないのですが、趣味と実益、品質とコストパフォーマンスという観点から言えば、ここで紹介している5万円〜10万円クラスの自転車こそが「ほどほど、ちょうどいい」のです。

最初の1台を通販で買ってはいけない

初めてクロスバイクを買う人は、通信販売を利用しないでください。実店舗で、ショップスタッフに相談した上で購入してください。

あなたにどんな自転車がマッチするのか、要望やなんとなく抱いているイメージや予算などをヒアリングして、最適な1台を見繕ってくれるのがショップです。また、自分の体格にどのサイズの自転車が合うのか身長だけでなく、股下や腕の長さ、柔軟性などを考慮し、さらには自転車を組み立てるときに、ハンドルの高さ、サドルの高さや前後位置などをユーザーに合わせてセッティングしてくれるのも、ショップです。

通信販売では、国内外の事業者を問わず、そういったことが今のところ期待できません。将来的にコンサルからセッティングまでしっかりやってくれる通信販売事業者が出てくればありがたいとは筆者も思いますが、現状では、あまり存在しません。

以上を踏まえ、具体的にいくつかのクロスバイク(もしくはそれに類する自転車)を紹介していきましょう。

おすすめクロスバイク1台目:GIANT ESCAPE R3/Liv ESCAPE R3 W – 最初のひとこぎから爽快感が楽しめる定番モデル

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台湾に本拠地を置く世界最大の自転車メーカー、GIANT(ジャイアント)。自転車の世界で「台湾=高品質」という常識(実はそうなんです)を作り上げた立役者でもあります。

そんな同社が日本市場に投入し大人気となったのが、この「ESCAPE R3(エスケープR3)」。はじめてスポーツ自転車に乗る人でもとっつきやすい乗車姿勢と、ペダルをひとこぎした瞬間からうれしくなってしまうような、走りの軽さと爽快感が魅力です。タイヤはシティサイクルと比べると細めですが、十分安心して使用できます。

これからスポーツ自転車にハマっていく人も、そうでなくクロスバイクをクロスバイクとして乗り続ける人も、どちらも満足できる、まさにベンチマークとなる1台です。

ESCAPE R3 価格:52,000円(税別)

ESCAPE R3 製品情報: 2018 Giant Bicycle [ESCAPE R3 (2019 NEW)]

GIANTは、女性向けに「Liv(リブ)」というブランドも展開しています。ユニセックスモデルのESCAPE R3に対して、Livブランドから女性専用バージョンとして発売されているのが「ESCAPE R3 W」。ユニセックスモデルとは別に専用設計された3つのフレームサイズを用意し、身長140cmからフィットします。

photo_ジャイアント

Liv ESCAPE R3 W 価格:52,000円(税別)

Liv ESCAPE R3 W製品情報: Liv Cycling [ESCAPE R3 W (2019 NEW)]

関連記事: GIANT ESCAPE R3/Liv ESCAPE R3 Wの2019年モデルが登場 – CyclingEX

おすすめクロスバイク2台目:TREK FX 2 Disc/FX 2 Women’s Disc – スポーツ性能と実用性のバランスがすばらしい

photo_トレック・ジャパン

アメリカのTREK(トレック)は、世界的に有名なスポーツ自転車メーカー。クロスバイクのFXシリーズは、スポーツ性能と実用性を兼ね備えたクロスバイクとして長い間人気を保っています。ロードバイクが超軽量なマラソンシューズ、マウンテンバイク(MTB)がトレランシューズだとすれば、このFXシリーズは普段の街履きにも使えるカジュアルなランニングシューズといったところでしょうか。

最新の2019年モデルから、少ない力で操作でき雨の日でもブレーキ力が落ちにい、油圧式のディスクブレーキが採用されています。

また、ライトやスタンド、自転車用のメーターなど、オプションパーツをスマートに取り付けるための工夫がなされているのも大きな特徴です。

FX 2 Disc 価格:60,000円(税別)

製品情報: FX 2 Disc | Trek Bikes (JP)

FX 2 Discをベースに、女性専用設計とした「FX 2 Women’s Disc」もあります。フレームの大きさだけでなく、サドルなど体に触れるパーツも女性向けに設計されています。

photo_トレック・ジャパン

FX 2 Women’s Disc 価格:60,000円(税別)

情報源: FX 2 Disc | Trek Bikes (JP)

おすすめクロスバイク3台目:RITEWAY SHEPHERD CITY – 日本人の体格にフィットしたシンプルだが奥深い1台

photo_ライトウェイプロダクツジャパン

日本のブランド「RITEWAY(ライトウェイ)」のクロスバイクの中でも安定した人気を誇るのが、この「SHEPHERD CITY(シェファード シティ)」です。日本人の体格を研究し、時間にして約30分程度、距離10kmぐらいまでのライディングを想定し、軽い走りと快適性をもたせています。

10kmまでしか使えないという意味ではなく、自転車に慣れてきたらもっと遠くまで出かけることはできますし、そのために自転車をカスタマイズすることだってできます。

カラーリングや細部のパーツまでこだわった、落ち着きのあるルックスも魅力です。

価格:57,800円(税別)

製品情報: SHEPHERD CITY | ライトウェイバイクブランドサイト

関連記事: RITEWAYが2019年モデルのSHEPHERD CITY/SHEPHERD 24SL/GLACIERを発表 – CyclingEX

おすすめクロスバイク4台目:BRIDGESTONE CYLVA F24 – 堅実な性能であなたの暮らしをサポートするクロスバイク

photo_ブリヂストンサイクル

日本を代表する自転車メーカー、ブリヂストンサイクルのCYLVA F24(シルヴァF24)をひとことで表現すると「堅実」でしょうか。フレームは軽くて丈夫なアルミ製で、クロスバイクとしては一般的。その設計は、力まず街を流すのに最適化されています。サドルはパッと見た印象ではスポーティですが、座面にかかる圧力を研究して作られていて、お尻が痛くなりにくく、かつペダリングしやすい形状です。

リアにキックスタンドがついていて、ショッピングなど街中の細かい移動にはとても便利。しかもヘッドライトや鍵が標準装備されているのに加え、3年間の盗難補償までついてきます。

価格:52,800円(税別)

製品情報: シルヴァ | ブリヂストン グリーンレーベル | 通学・通勤向け自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社

関連記事: 写真で見るBRIDGESTONE GREEN LABEL:実用派もスポーツ派も満足の「CYLVA F24」2018年モデル – BRI-CHAN



おすすめクロスバイク5台目:TOKYOBIKE 26 – 毎日の移動が楽しくなる、軽やかで優しい乗り心地

photo_tokyobike

東京の街を駆け抜けるために開発された、その名もTOKYOBIKE。その中心的存在が「TOKYOBIKE 26」です。厳密に言うとクロスバイクではなく、昔ながらのシティバイクをスタイリッシュにアレンジしたものと言えますが、細かい話は気にしないでください。

漕ぎ出しが軽く、かつ安心してクルージングでき、とても乗りやすい自転車です。上で紹介している自転車はすべてフレームがアルミでできているのですが、TOKYOBIKE 26のフレームはクロモリと呼ばれるスチール製で、アルミよりもやさしい乗り心地をしています。

価格:68,000円(税別)

製品情報: tokyobike Official Site -TOKYOBIKE 26-

おすすめクロスバイク6台目:ROCKBIKES GREED Phase3 – 少しコワモテなルックスだけど実は人に優しいストリートバイク

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いろいろなクロスバイクを見たけど、ちょっと違うんだよなぁ……という方、こんなストリートバイクはどうでしょうか。こちらのROCKBIKES(ロックバイクス)のGREED Phase3(グリード フェーズ2)も、クロモリと呼ばれるスチール製のフレームです。ちょっと「オラついた」とでも言いましょうか、ここで紹介した他の自転車とは異なる雰囲気をもっています。

しかし、操作しやすくて天候の影響を受けにくい油圧ディスクブレーキを採用し、細かい使い勝手にも配慮された実直さを持ちあわせる自転車です。

今回紹介する中ではもっとも価格が高いのですが、その価値がある1台。

価格:111,000円(税別)

製品情報: Rockbikes / GREED

関連記事: クロモリフレーム&27.5&ディスクブレーキのストリートバイク「ROCKBIKES GREED」が質感を高めるモデルチェンジ – CyclingEX

クロスバイクで「いい自転車」のある暮らしを楽しもう

いよいよクロスバイクが欲しくてたまらない!と思ったら、ぜひ街の自転車店を訪ねてみてください。欲しい自転車やメーカーが決まっているのなら、そのメーカーのWebサイトで取り扱い販売店を調べましょう。

そして自転車店のスタッフに、どんな自転車が欲しいのか、どんなふうに使いたいのか、なるべくシンプルかつ偽りなく伝えてみましょう。あなたがお望みの、もしくは、あなたにぴったりな1台を、きっとおすすめしてくれることでしょう。

クロスバイクは、どのようにも使うことができる自転車です。ルールを守り安全に気をつけて、そして盗難にあわないように注意しつつ、皆さんの楽しみたいように楽しんでください。

今までクルマや公共交通機関で出かけていた人も、クロスバイクで街を走れば、今までとは違った発見があるかもしれません。「徒歩以上、クルマ未満」の移動手段である自転車は、乗る人に違う視点を与えてくれるものでもあるのです。

それでは、すてきなクロスバイクライフを。

関連記事: 自転車に「ユニクロや無印良品のような」を求めるとしたら – WAGTAIL

[最終更新:2018/6/23]

(Gen SUGAI)