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  • 投稿の最終変更日:2020年12月5日
  • 投稿カテゴリー:コラム
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2020年9月、ブリヂストンサイクルからひっそりと「HELMZ」の販売を終了するというリリースが出ていた。

photo_ブリヂストンサイクル

街を走るための「スピードクルーザー」と銘打って、narifuri(ナリフリ)との共同開発で登場したのが、HELMZだ。

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発表会があったのが、2009年12月。いくつか発表された「ブリヂストンサイクル60周年記念モデル」のひとつだ。ブリヂストンサイクルは昨年(2019年)に70周年だったから、HELMZは10年以上販売されたことになる。

2013年には、ロードバイク用ホイールが使えるカーボンベルトドライブモデルが発表された。

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2015年モデルからは、カラーオーダーに対応。

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2015年には「HELMZ STAR WARS COLLECTION」なんてものもあって話題になった。

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narifuriの創業者・小林一将さんによるスケッチをそのままカタチにしたようなデザインで、かといって「デザインだけ」というわけでもなく、完成度の高さはブリヂストンならではといったところ。それゆえに「着崩す」のも難しい1台ではあった。

小林さんが会社を売却した後にnarifuriから出た自転車は、その反動みたいなコンセプトだった(どっちも好きだが)。

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narifuriとブリヂストンサイクという異色の取り合わせに「次」がなかったのは、ちょっと残念ではあり。60周年の頃、ブリヂストンサイクルは他にもいろいろやっていたけど、そうした「異文化との接触」から、何かを得て今日まで息づいている——ことを、信じたい今日この頃。

リンク: HELMZ生産終了に関するお知らせ|お知らせ 2020|ブリヂストンサイクル株式会社

リンク: HELMZ

(SUGAI Gen)