熱中症対策をして真夏のロードバイクライフを楽しもう

3連休の初日だった14日(土)は、全国的に厳しい暑さとなりました。これだけ暑ければ自転車になんか乗らずにエアコンの効いた部屋で過ごすのがいちばんなのですが、それでも抑えきれない「自転車に乗りたい」という気持ち。そこで今回は、個人的に行なっている暑さ対策を紹介します。



●ダブルボトルにして1本は水を入れておく

これは過去にも紹介していますが、やはり夏はダブルボトルに限ります。

ボトルケージは2個取り付けていても、ひとつはツールケースが収まっているという人も多いでしょう。しかし夏場は、工具類はサドルバッグ等に移して、ボトルを2本携行するのが良いと思います。

ダウンチューブ側には、ロングサイズの保冷ボトルを挿しています。こちらにはスポーツドリングが入っています。

シートチューブ側のボトルケージには、水道水やミネラルウォーターなど、ただの水を入れたボトルを挿しています。

1本をただの水にしているのは、身体にかけたり、口をゆすいだりできるから。頭からかぶったって構いません(ウェアが濡れても、本当に暑いときは走っていればすぐに乾きます)。身体にかけた水が気化することで、熱の発散を助けてくれるます。そのための水が冷たいものである必要はないので、保冷ではないボトルを使っています。

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シティサイクルなどでは、多くの場合そもそもボトルケージ台座が付いていません。通勤や通学で乗る人も、後付けできるものを使ってひとつ付けておくと良いのではないでしょうか。

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●塩分やミネラルを補給する

汗とともに塩分やミネラルも排出されてしまうので、それらを補給しなくてはならないということは、聞いたことがあると思います。たいていのスポーツドリンクではその点が配慮されていますが、サプリメントで摂取することもできます。

というわけで、梅丹本舗のミネラルタブレット「2RUN(ツゥラン)」です。脚のつりを防いでくれるから2RUN——ダジャレだったんですね、これ。

サイクリングに出かける前に摂取したり、出先で水しか入手できなかったときのために携行したりといった使い方をしています。

2RUN 製品情報:
http://www.meitanhonpo.jp/product/athlete_products/supplements/47/

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●涼しいところで休んで補給する

ロードサイドのマクドナルド、コンビニのイートイン、ベーカリーカフェなど、とにかくエアコンが効いてそうな場所は休憩・補給ポイントとして活用します。

コーヒーは、カフェインに利尿作用があるので避けたほうが良いとも言われますが、リフレッシュするという意味では個人的には欠かせません。

そして、食べることも大事だと思います。

個人的な経験ですが、ライド中に補給が足りないと、スポーツドリンクのわずかなカロリーを頼りにしてしまい、どんどんボトルの中身が減っていきます。空腹感をドリンクでまぎらわせているという自覚があったら、危険なサインと言えます。コンビニや自販機がない田舎道だと、一大事です。そうなる前に休憩して、食事が取れるようなプランニングが必要です。

●早朝や夕方以降に出かける

フィットネスやトレーニング目的で、決まったコースを1〜2時間走れれば良いのであれば、暑い時間帯を避けることはシンプルな解決策です。日中に気温35度以上を記録したような日でも、夕方になれば多少は和らぐものです。

私の場合、16時〜17時くらいに家を出て、1〜2時間で帰ってくるというパターンが多いです。これなら、基本的に時間とともに気温が下がっていくからです。ただし週末のこの時間帯は道路が混んでいることが多いので、クルマが少ないルートを選びます。

●乗らない勇気、病院に行く勇気も必要

せっかくの土日だから、猛暑でもサイクリングに——という人は少なくないと思いますが、熱中症は命に関わります。まず「今日の暑さは尋常なないな」と思ったら、出かけない勇気を持ってください。

関連記事: 暑さ指数が31を超えたら「運動は原則中止」 – CyclingEX

そして、真夏は熱中症対策を取ったうえでサイクリングを楽しんでください。

もし「熱中症かも」と思ったら、無理をせず休憩を取り、医療機関に相談したり救急車を呼ぶことを躊躇しないでください。吐き気や頭痛、腹痛などは危険なサインです。サイクリングを中止して処置を受けてください。

熱中症予防や応急処置についての情報は、下記リンクからどうぞ。

リンク: 熱中症について学ぼう | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進

(Gen SUGAI)