誰かにとっての日常は別の誰かにとっての非日常になる


三連休は体調がイマイチで土日は寝て過ごし、月曜の振替休日も起きてみれば午後。しかし体調は大丈夫そう……ということで、地元の鶴見川沿いを2時間ほどサイクリングしていました。行き先は、以前にも紹介した源流方面です。

関連記事: 再び鶴見川の源流を訪ねる(1)ここが一級河川・鶴見川の上流端 – CyclingEX

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最近の鶴見川上流方面の楽しみといえば、こちらも以前の記事で紹介した「パンステージ エピソード」に寄ることです。

世田谷通りの延長線上にある「芝溝街道」こと都道57号の、図師大橋交差点そばにあるパン屋さん。

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写真右側のスペースにテラス席(といっても屋根とエアコン付き)があり、セルフサービスでパンをいただくことができます。コーヒー等のドリンクメニューも用意されているので、一息つくにはぴったり。

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例によって午後遅めの時間に出たら、帰る頃には結構冷えてきたので、座って温かいコーヒーを飲むことができるのは助かります。

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この日はちくわとチーズが入ったパンをいただきましたよ。

ちなみに、昨年10月の記事で紹介したときとは、様子が異なるところがありました。

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↑こちらは昨年10月に撮影した、バイクスタンド。

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↑実はその後、鉄パイプを組み合わせたお手製のバイクラックにリニューアルされていました。これならタイヤ幅に関係なくスポーツサイクルのサドルをひっかけて駐輪できますし、スタンドの付いたシティサイクルもむしろ停めやすくなっています。

ラックが設置されるということは、やはりスポーツサイクルで来店する人が増えているのでしょうか。

ところでこちらのお店、私にとってはほぼ地元と言っても差し支えない範囲にありながら、実は昨年まで一度も入ったことがありませんでした。

2007年のオープンだそうで、実際に幾度となく目の前を通り過ぎています。「ああ、パン屋さんができたんだ」という程度の認識で、「機会があったら買ってみるかな」と思いつつも、結局入る機会がありませんでした。「ああ、あそこにパン屋さんあるよね、入ったこと無いけど」という、ありがちなパターンです。知人から「ああ、おいしいよ、たまに買う」くらいの話は、聞いたことがありましたが。

ところが最近、いつも当たり前に通っていた鶴見川源流のエリアを改めて見つめ直したときに、エリアに対する認識自体を変えざるを得ませんでした。まず、地元のロードバイク乗りが「練習?ああ、小山田のほう回ってきた」程度に話すものだった、町田市上小山田町/下小山田町エリアが、いつのまにか東京近郊の定番コースのように扱われ始めていたことです。

この土地を知っている者からすると「わざわざ走りに来るところではない」という認識で、それは尾根幹こと尾根幹線道路も同様です。「小山田周回」などと名付けられていることはだいぶ前から知っていましたが、都区内から時間をかけて尾根幹にやってきて、アップダウンを欲する人がオプション的に小山田まで回って帰っていくというのは、新鮮な驚きでした。

しかも「図師大橋のパン屋」に寄ってるなんて!

片道20kmかけてわざわざ走りに来て帰り際に寄るという、いつも当たり前のように通過していたそのパン屋に、私も入ってみたくなったのです。

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うん、おいしいね。

私にとってはあまりに日常すぎて、ほとんど見落とされていたものが、離れた場所から来た人にとっては、週末のライドの後の楽しみなリフレッシュタイムであり、程よい非日常だったようです。

昨年「しまなみ海道」で地元の方から「県外の人がそんなに良いというのなら、自分も走ってみようと思って」と話されていたことを思い出しました。ちょっと規模感は違うけれど、あの愛媛の方が言っていたのは、私が小山田で感じたことと近いのかもしれません。

リンク: パンステージ プロローグ|エピソード

[2016.4.19 追記]

町田市上小山田/下小山田/小野路、川崎市麻生区黒川といったエリアは、都心から近い距離で里山サイクリングの雰囲気を味わうことができます。

多摩地区の古い尾根道は中世からの歴史を持つものもあり、近隣の生活路や散策路として親しまれ、保全と活用がなされています。

道幅は狭く、一方で周辺人口は意外にあり、里山歩きを楽しまれている方も多いので、自転車で訪れる方は地元や他の交通とのコンフリクトの無いようにご配慮を。

(Gen SUGAI)