以前に「ホリゾンタルフレーム」と「スローピングフレーム」の違いについて紹介したことがあるのですが、そこでわりと意識せずに使っていたのが「トップチューブ」という言葉です。他にも「ヘッドチューブが長めで上体が起きた云々」とか「極太のダウンチューブが」などと言いますが、そもそもどこを指しているのでしょうか。各部の名称を紹介します。
というわけで、キャノンデールのCAAD 13を例にして、フレーム各部(各チューブ)の名称を紹介します。
といっても、文字で説明することはほとんどありませんので、こちらの画像をどうぞ。
ヘッドチューブ、トップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブ、そしてシートステー、チェーンステーによって構成されます。
ロードバイクやクロスバイク、MTBにおいてフレームのサイズを表すときに用いられるのは、主にシートチューブの長さです。サイズが「465」とか「520」などとなっている場合ですね。
もうひとつ、やや余談ですが、ときどき出てくる「前三角」「後三角」という言葉もついでに紹介。
これは一目瞭然ですね。
自転車のフレーム、とくにスポーツ自転車の場合は「三角形の集合体」になっているのがポイントです。それについては下記の記事で、各チューブの役割とともに、詳しく紹介しています。
関連記事: 自転車の各チューブが担う役割とオーダー車ならではの「最適化」: CHERUBIM/今野製作所・今野真一さんに聞く – CyclingEX
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[最終更新 2022/7/18]
(SUGAI Gen)

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。