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  • 投稿の最終変更日:2021年1月12日
  • 投稿カテゴリー:アパレル / コラム
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冬のサイクリングに欠かせないのは、しっかりとした防寒性能をもつ冬物のグローブだ。

この季節に素手で自転車に乗れる人は、すごいなと思う。

さて、先日もポタリングに出かけようと思い、支度をして最後にウインターグローブを手に取ってみると、表面がポロポロと剥がれてしまった。コーティングされたポリウレタンが加水分解したようだ。

仕方がない……ということで、ずいぶんと古いグローブを引っ張り出してきた。

今から20年以上前に入手した、スペシャライズドのウインターグローブだ。ポリエステル100%、つまりフリース素材でできている。

滑り止めの突起がついている。さすがに縫い目などがボロボロになっていて、右手のほうは滑り止めが切れかかっているが、この冬は大丈夫そう。

イタリア製と書いてある。そして、ダイワ精工(現・グローブライド)のロゴが時代を感じさせる。

このグローブが長持ちしている理由のひとつは、使用頻度が低いから。当初から気に入ってはいたが、他にもウインターグローブは持っていて、ローテーションで使っていた。本当に寒い時期は自宅と駅の行き来くらいしか自転車に乗らないこともあって、酷使されたわけではなかった。

また、シンプルな作りでポリウレタンのコーティングも使っておらず、縫製もある程度ちゃんとしていたおかげで、ここまで持ち堪えているのではないだろうか。

さすがに、この冬の間に新しいグローブを買おうかとは思っているが、2021年になっても使えているこのスペシャライズドのグローブには感謝したい。長く使えるというのは、やはりよいことだ。

(SUGAI Gen)