アルミロードバイクらしいキレのある走りだが快適性も確保されたFelt「FR30」【PR】

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Felt Bicycles(フェルトバイシクルズ、以下「Felt」)のロードバイク「FR」シリーズは、レースを筆頭にライダーが高いパフォーマンスを発揮する用途に最適化されたロードバイクです。今回は、カーボンフレームのミドルグレード「FR5」、アルミフレームの「FR30」、そしてエントリーモデルとなる「FR60」の3種類を順にインプレッションします。

今回紹介するのは、キレのある走りを身上とするアルミフレームのシマノ・105完成車「FR30」(税別178,000円)です。FRシリーズのカーボンモデルと同じコンセプトを、アルミフレームでどこまで具体化できているのでしょうか。

インプレッションを担当するライダーは、2018年シーズンまで実業団チーム「ウォークライド・バイク」に所属しJプロツアーを走った高田雄太さん(たかだフレンド)です。


●乗りやすいポジションから強めの前傾姿勢までカバーできるジオメトリー

Feltのレース向けロードバイクは、このFRシリーズの前に「F」シリーズがありました。今のFRシリーズと同じくカーボンとアルミがあって、アルミフレームモデルはリーズナブルながらパーツスペックと走りの両面ですぐれ、隠れた人気モデルだったと言えるでしょう。そのFシリーズのアルミモデルから正常進化したのが、今回のFR30ですね。

Fシリーズはヘッドチューブがかなり短くて、前傾姿勢の強いポジションで乗らせるのが特徴でもありました。FRシリーズになって少しヘッドチューブ長が伸びていますが、ビギナー向けやロングライド向けのロードバイクと比べればまだ短め。

ただ、乗り始めはコラムスペーサーを入れてハンドルを高めにセッティングすることはできますし、カーボンのFRシリーズ同様、乗り慣れてきたらハンドルを低くすることも可能です。あまりヘッドチューブが長いと、逆に「ハンドルを低くしたくてもできない」という問題も生じます。そういう意味では、FRシリーズはやはり「乗り手のパフォーマンスを発揮させる」ための設計であると考えてよいでしょう。

●BB付近の剛性が高いけれど柔らかめのバックで乗り心地も悪くない

走り始めてすぐに、BB剛性の高さを感じます。大口径のBB386であることが効いていて、カーボンのFR5よりもBB剛性は高いのではないでしょうか。ここまでガッチリしている必要があるのかな……とも思いましたが、回転を上げてもダンシングしてもキレのよさを体感できました。

一方で、バックはアルミフレームとしては少し柔らかめです。シートチューブを見ると扁平形状に加工されていて、トップチューブ側ではシートチューブの外側を通って溶接されているなど、この部分で振動吸収性を高めようという狙いがあることがわかります。

このバックのおかげで、事前の想像よりも乗り心地がよいのはFR30の美点です。しかも、剛性のあるBBと柔らかめのバックとがちぐはぐになることはなく、1台のロードバイクとしてバランスよくまとまっています。

そしてハンドリングは、Feltらしいニュートラルで扱いやすいものでした。FR30はカーボンのFRシリーズ同様、フレームサイズによってヘッドのベアリング径を変えているので、どのサイズでも最適なハンドリングが期待できます。

●フレームの性能やパーツ構成を考えるとこの価格は十分にリーズナブル

FR30をテストしながら「ところでこの自転車、いくらだっけ?」と思ったのですが、改めて確認するとシマノ・105完成車で178,000円(税別)という設定です。

コラムまでカーボンのフロントフォークがついていて、クランクやブレーキまで含めてすべてシマノ・105で統一、そしてチューブレスレディのホイールまで装備してこの価格というのは、なかなか魅力的ですね。

また、今回使用したカラーの「ストームグレー」は、写真で見るより実物のほうがはるかにかっこいいです。

FR30は、乗り手の力をしっかりと受け止めて、レースなどの高いパフォーマンスを発揮する走りに対応できるアルミロードバイクです。振動吸収性の高さを重視するならカーボンのFR5ですが、キレを重視したいなら、あえてFR30を選ぶのは大いにアリでしょう。


■Felt FR30 日本限定モデル

フレーム:SuperLite Custom バテッド アルミニウム
フォーク:UHC Advancedカーボンモノコック、カーボンコラム
メインコンポーネント:シマノ・105
タイヤ:700×25C(28Cまで対応)
フレームサイズ:47、51、54、56
価格:178,000円(税別)

■インプレッションライダー:高田雄太(たかだフレンド

東京都町田市のプロショップ「たかだフレンド」の二代目。クラブチームを有するショップだが、自身は2012年シーズンにプロチームの「キャノンデール・スペースゼロポイント」に加入、Jプロツアーに参戦し研鑽を積む。2015〜2018年の4シーズンは、ウォークライド(ウォークライド・シクロアカデミア→ウォークライド・バイク)に所属した。2019年シーズンは、クラブチームの運営を重視する予定。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/fr30_jpmodel_8081/

FeltのWebサイトでFR30の詳細をチェックする

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提供:ライトウェイプロダクツジャパン