台湾のYouBike 2.0は相変わらずよく走る

先週は台湾旅行に出掛けていました。自転車シェアリング「YouBike」の最新バージョンを使ってみた感想です。

ざっくりとした「やりたいこと」だけ決めておいて、あとは天気次第で考えるつもりでいました。いざ台北入りするとあいにくの天気が続き、九份や十份といったメジャーな観光地は諦め、台鐡(在来線)や高鐡(新幹線)を使って南のほうへとでかけてみました。

晴れた空と海が恋しくてやってきた高雄の西子湾

青空と海を求めて、高雄市にある西子湾にやってきました。MRTの西子湾駅から海沿いの公園まで写真を撮りながら歩き、砲台の跡などを眺めた後、ふたたびMRTの駅まで戻ります。そこで、台湾の自転車シェアリング「YouBike 2.0」を借りてみました。

2017年の3月にもYouBikeを紹介しましたが、そのときはオレンジ色の自転車でした。そのYoubikeは現在「YouBike 1.0」と呼ばれており、白い自転車のほうは「YouBike 2.0」と呼ばれています。

YouBike 2.0は貸出ポートにキオスク端末がなく、自転車1台1台に端末が搭載されているのが特徴です。クレジットカードがあれば外国人でも簡単に利用できます。また、一部エリアでは電動アシスト自転車も導入されています。

情報源: 台湾のYouBike2.0をクレジットカードで利用する方法 | 台湾の風

2023年12月現在、YouBikeは上記のエリアで展開されています。

情報源: YouBike微笑單車

それはともかく、今回高雄でYouBike 2.0(電動アシストではない、ふつうの自転車)に乗り、その後に台北でも乗ってみて実感したのは、相変わらずYouBikeの自転車が「よく走る」ということです。

自転車はGIANTのmomentumブランドで、どうやらそのものズバリは市販されていないと思われます。見た目は日本の「ママチャリ」そのもので、持ってみると相変わらずズッシリと重さを感じました。しかし、いざまたがって走り出せば、2017年に台北で乗ったときと同様の「走りの軽さ」と「心地よさ」を体感できます。

もちろん、ロードバイクのようには速くはありません。でも期待以上によく進み、サドルの快適性は高く、太めのタイヤが路面のショックもしっかり吸収してくれるから、天候さえ問題なければ移動手段として快適かつ楽しいものとなります。雨さえ降らなければ、滞在中は毎日でも使いたいなと思いました。

ただ、日本の自転車シェアリングがそうであるように、借りたいときにポートが空っぽだったり、逆に返却したいポートが空いていないときもあるので、時間と心に余裕は必要です。

[2024/1/3 追記]

台北におけるYouBike 2.0の利用料金は下記のとおりです。

4時間まで:10元/30分
4〜8時間:20元/30分
8時間以上:40元/30分

※上記料金は台北のものです。都市によって料金体系が異なる場合があります

外国人がYouBike 2.0を利用する際には、クレジットカードでの登録がおすすめです。利用方法については下記のWebサイトが参考になります。

情報源: 台湾のYouBike2.0をクレジットカードで利用する方法 | 台湾の風

情報源: 【2023年最新】台北のレンタサイクル「YouBike2.0」の利用方法まとめ | とりひこライフ

[2024/1/29 追記]

高雄でYouBike 2.0に乗る前後の話はこちらに書きました。

(SUGAI Gen)

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