ポケットストーブでトマトチキンラーメンを作りながら「◯◯+自転車」を考える

令和最初のサイクリングは、ゴールデンウィーク10連休中の5月3日。といっても、自転車に乗ることが目的ではなく、バックパックにEsbit POCKE STOVE(エスビット ポケットストーブ)やちょっとした食材を詰めて出かけました。

とても天気の良い1日でしたが、午後から走り出したせいか、そしてみんなもっと遠くへ出かけたせいか、通りなれた鶴見川沿いの道はふだんの週末より人出が少ないかも?と思うくらい。

到着したのは横浜線・鴨居駅付近の鶴見川にかかる「鴨池橋」のたもとです。バーベキューを楽しんでいる先客が7〜8組ほどいますが、平和そのもの。橋には鯉のぼりがかかっていました。

私はというと、アウトドアで簡単な調理をする際の定番である「チキンラーメン」をアレンジして、トマトポタージュとサラダチキンを加えた「トマトチキンラーメン」を作りました。

この日は、もちろん「自転車の乗りたい」という気持ちもありましたが、どちらかといえば「外でポケットストーブ使って何か食べよう」という気持ちのほうが上回っていたように思います。

鳩や雀にしつこく絡まれながら(君たち鶏肉は食べるのかね?)、できあがったチキントマトラーメンをすする至福のひとときです。

そしてふと、これは「自転車に◯◯をプラス」ではなく「◯◯に自転車をプラス」だな——と思いました。



ポケットストーブで、簡単な調理をする。言うなれば大人の火遊びなんですけど、自転車をプラスすることで、そういった遊びに絶好のポイントへ容易にアクセスできるし、行き帰りの移動そのものも楽しい時間になります。そもそもはサイクリングで出かけた先で使えるコンパクトなアウトドアストーブが欲しかったのに、今や完全に主従関係が逆転しているのです。

紙媒体の自転車雑誌でよく記事を執筆していた頃は、例えば「自転車+カメラ」に代表されるように、自転車趣味に他の趣味をプラスするような企画が立てられることがありました。しかし、今になって思えば「写真撮影が趣味の人に移動手段として自転車を使ってもらう」といったような訴求が必要なのかもしれません。「それは自転車雑誌の企画ではないよね」というのは、承知の上で。

改めて河川敷でバーベキューやピクニックを楽しんでいる人々を見渡すと、子供乗せ自転車でお子さんを連れてきている方もチラホラ。もちろん目的は「河川敷でバーベキューやピクニック」なのでしょうが、あとで「今日は自転車でお出かけして楽しかったね」となればいいですよね。

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(Gen SUGAI)