700×35Cスリックのライトウェイ アーバンフルグリップタイヤをGT GRADE ALLOYで試す

ライトウェイプロダクツジャパンのオリジナルブランド「RITEWAY」から発売された「アーバンフルグリップタイヤ」。そのサンプル品をメーカーからご提供いただき、グラベルロードバイクに装着し試してみました。

使用したバイクは、GTのグラベルロードバイク入門モデル「GRADE ALLOY CLARIS」(2016年モデル)です。



アーバンフルグリップタイヤは、700×35Cというサイズでは珍しいと思われる、まったくパターンがないスリックタイヤです。

ごらんのとおり、ちょっとした溝すら入っていません。

製造は台湾のタイヤメーカーが行なっていますが、既存製品ではなく、RITEWAYがオーダーし新規に設計されたタイヤです。

GT GRADE ALLOYに装着したところです。クリアランスは十分。

このアーバンスリックタイヤ、価格は税別2,900円と、だいぶ安価な部類です。この価格帯のタイヤにどれだけ期待するべきかという問題はありますが、スペックを見てまず惹かれるのは、重量が458gと比較的軽量であること。

一般的に、安価な700×35Cタイヤは丈夫さにふったものが多く、重量は600〜700g程度になります。逆に、400gを切る軽量モデルですと、価格が4,000円を超えます。価格と重量のバランスという点では、アーバンフルグリップタイヤは独自の位置にいるのです。

私はもともと、このGRADEにシュワルベ・サミースリック(700×35Cのセミスリック、現在は廃盤)を装着していました。1本360gと軽く、その分5,000円程度とそれなりの価格がしました。アーバンフルグリップタイヤの走行感とサミースリックの走行感を比較してしまうと、それはもちろん(使い古しであってもなお)サミースリックのほうが優れています。

それでも実際に使用してみると、3,000円程度で購入できるタイヤとしては、十分に軽くて転がりが良く、軽い走行感と適度なしなやかさを併せ持っていると感じました。クロスバイクや安価なグラベルロードバイクで重たいタイヤが標準装備されている場合、オンロードでの使用がメインならば、アーバンフルグリップタイヤに交換することで走りの軽さを得られるでしょう。

表_ライトウェイプロダクツジャパン

空気圧が高さすぎるとフィーリングが悪くなると思われるので、メーカー指定の推奨空気圧を維持できるようにこまめにチェックしましょう。

[2018/5/29 補足追記]クロスバイクですと、それほど頻繁に空気圧のチェックをせず、とりあえず高めに入れる方が多いかと思いますが、このタイヤの場合はなるべく適正空気圧で乗ったほうがよいと思います。もし硬いと感じれば、空気圧を少し落とすくらいでもよいかもしれません。そのかわり、空気圧のチェックは頻繁に(できれば乗るときは毎日)行う必要があります。

●RITEWAY アーバンフルグリップタイヤ
サイズ:700×35C、ETRTO 35-622
実測幅:34mm(空気圧60psi、リム幅19mm時)
指定空気圧:50〜75PSI、350〜525kpa
参考重量:458g
ケーシング:30TPI
価格:2,900円(税抜)

製品情報: RITEWAY_PA17 | タイヤ | 000 | アーバンフルグリップタイヤ

関連記事: ロードバイク・クロスバイク向けの700×35Cスリックタイヤ「RITEWAY アーバンフルグリップタイヤ」 – CyclingEX

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RITEWAY(ライトウェイ) タイヤ アーバン フルグリップタイヤ 700X35C ブラック 013407 013407


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(Gen SUGAI)