ビアンキ転倒事故は和解、内容は公開されず

RST製サスペンションが装着されたイタリアブランド「ビアンキ」の自転車で走行中、前輪が外れて転倒し障害を負ったとして、茨城県つくば市の男性がサイクルヨーロッパ・ジャパンを訴えていた裁判(関連記事)の控訴審において、原告とサイクルヨーロッパが和解に至ったとの報告が、双方からなされています。

先に原告側弁護士の事務所から和解の報告がありましたので、それを見てご存知の方も多いかと思います。

今年に入ってから定期的にお知らせしてきた、ビアンキ自転車事故訴訟が、本年10月30日、東京高等裁判所において和解が成立し、解決致しました。

和解内容は口外しない旨の条項が入っておりますので、残念ですが、内容の公開は出来ません。悪しからずご理解下さい。

引用元: ビアンキ自転車事故訴訟和解のお知らせ|みどり共同法律事務所.

サイクルヨーロッパ・ジャパンからも、昨日「社告」が発表され、Webサイトに掲載されています。

2010年4月5日に、原告中島寛氏より提訴された弊社に対する損害賠償請求裁判の控訴審において、

東京高等裁判所より和解勧告がなされた故、弊社は勧告に従い和解解決いたしましたことをお知らせいたします。

皆様には大変ご心配、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたすとともに、

今後も安心、安全な自転車を提供するよう全力で努力いたします。

引用元: CYCLEUROPE JAPAN/ニュース.

残念ながら、和解内容は公開されていません。

以前にも書きましたが、ユーザーがこの事故、もしくは「事件」から学べることは、「自転車は近くのリアルな販売店で買おう」「自転車は定期的に点検してもらおう」ということではないかと思います。数年間乗りっぱなしでノーメンテ状態の自転車は、ぜひショップに点検してもらいましょう。もちろん、点検だってショップによっては(とくに、購入店以外の場合)有料になりますが、安全を保つことを考えたら、安いものです。

(Gen SUGAI)






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