平成20年度自転車試買テスト結果報告

自転車産業振興協会が「自転車試買テスト」というのをやっていることを知りました。

で、その内容がすごいんだわ。

リンク: 衝撃の事実!「BAAなんて意味ないじゃん・・・」|だんでらいおんのブログ.

今日、会社の回覧で「日経ものづくり6月号」が回ってきました。

パラパラと記事を読んでいると・・・「事故は語る」と言う特集記事内で自転車産業振興会 が2008年行った、自転車試買テストについて触れられて居ました。テストはインターネットで30製品(シティ車15台、折り畳み車15台)を購入して、強度・耐久性など安全性に関わる性能を検証する為の試験を行ったらしいです。

その結果が愕然とする内容でした。JIS D 9301に規定されている基準を満たした製品は一つも無かったそうです!Σr(‘Д‘n) 

詳しくは、自転車産業振興協会のPDFを見てもらうのがいちばんですね。

リンク: 自転車産業振興協会.

平成20年度自転車試買テスト結果報告

これを見て思ったのは、いくらBAAやJISのマークが表記されている製品(実車1台を検査して合格したってこと)でも、不良品がそれなりの頻度で混じっているんだなということ。そして、詳しくはPDFを見てもらえばわかるんだけど、中には「ヘッド小物下ワンの亀裂」なんていうのもあるんですよね。また、スポークの張力不足なんていうのもあります。中には「それは販売店で組んだときに発見できるのでは?」と思えるような不具合もあります。

まずメーカーやディストリビューターには、よりいっそうの品質管理をお願いしたいと思います。そして、自転車という製品は、最終的には販売店で「カタチ」になりますから、販売店で組む際にも、ちゃんとチェックをしていただきたいものです。量販店なんかで、右から左に流れるように売れているような店だと、品質チェックがおざなりになるという話も聞きます。買う側も、ちゃんとした店を選びたいものです。

個人的には、シティサイクルを買う場合、「昔からある専門店で、かつ“忙しすぎない”ところ」か、「口コミで技術力に定評がああり、シティサイクルも販売しているプロショップ」がオススメです。駅前の老舗でいつも賑わっているような自転車店でも、評判が悪いところは悪いですから。

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