たとえしばらく乗れない事情があったとしても「ロードバイクを降りる」と宣言する必要はない

春になり、新しい生活が始まった人も多いでしょう。就職や進学、ひとり人暮らしなど、それまでの日々とは一変して、趣味に時間が割けないなんてこいとも、あるかもしれません。

そういうタイミングで「●●やめます」と宣言する人も、ときおり見かけます。

もちろん、ロードバイクもそう。

時間がないとか余裕がないとかいう理由なのであれば、別に「やめます」なんて宣言しなくてもいいのにな——と、個人的には思います。

「自分自身に対して白黒はっきりさせたい」という気持ちも、それはそれでわかるのですが。

しばらく、ロードバイクに乗る時間が取れなかったとしても。

いったんロードバイクを売却して、生活費の足しにしても。

心の片隅のロードバイクを置いておけばよいじゃない、と。「今は乗らないだけで、別に乗ろうと思えばいつでも乗れるんだ」くらいの気持ちで、よいんじゃないか、と。自分自身で「寡作なバンドや作家みたいだな」とでも思っておけばOK。

もしくは、以前のように「ちゃんと」乗ることができなかったとしても、たまの週末に近所をちょっと流してみれば、よいんじゃないでしょうか。

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(SUGAI Gen)

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