[Update]予算20万円で始めるロードバイクライフ 2024年版

初期のCyclingEXで人気だったのが「20万円ではじめるロードバイクライフ」という記事です。用品も含めた総予算で考えて、かつおすすめ車種を提示していたのが特徴で、1年目である2009年の8月に公開しました。

当時の記事では、用品に5万円使いましょうということで、15万円以下のロードバイクをタイプ別に紹介していました。その後シリーズ化され、何年か続きました。

この15年の間に消費税は5%から8%、そして10%になり、円安が進行し、原材料費や輸送費が上がった結果、自転車の価格も上昇しました。そんな中ですが、今回は2024年なりの「20万円で始めるロードバイクライフ」を紹介してみようと思います。

※本記事は2023年4月25日に2023年版として掲載したものを、2024年版にアップデートしたものです。

[最終更新 2024/4/20]

ロードバイクといっても、さまざまです。10万円くらいのものもあれば、200万円のものもあります。そして、楽しみ方、取り組み方もそれぞれです。そんな中で今回は、ほどほどに軽くてスポーティ、そしてリーズナブルなロードバイクで、週末に2〜3時間くらいのサイクリングを楽しむ——そんな想定で進めてみましょう。

※埋め込んだInstagram投稿はイメージです。

先に用品をリストアップしてみよう

ロードバイク本体(車体)の前に、用品・アクセサリー類の予算を見込んでおくのが、おすすめです。

というわけで、まずは必要なものをリストアップ。そして代表例として「信頼のおけるメーカー・ブランドの廉価な製品」をひとつずつ挙げました。例えばヘルメットは6,000円台で、読む人によっては「もっと安いのないの?」と思われることでしょうが、少なくとも当サイトで3,000円のヘルメットをおすすめするようなことはありません。

以前にシリーズ化していた頃の「20万円〜」ではサイクリングジャージやビンディングペダル&シューズ(ペダルとシューズを固定するシステム)なんかも含めて20万円だったのですが、今回はそれらは含みません。出費を抑えるのはおもちろん、機能性さえあればカジュアルな服装とスニーカーでも楽しめるからです。

また、携行品を収納する「サドルバッグ(サドル下に取り付けるバッグ)」も今回は外しました。携行品はボディーバッグ・ファニーパックの類に入れればなんとかなりますし、どうしてもサドルバッグが必要だと思ったらあとから買えばよいと思います。

では、どうぞ。

フロアポンプ
TOPEAK ジョーブロー アーバン EX

価格:3,960円(税込)
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携帯ポンプ
TOPEAK ポケット ロケット

価格:3,520円(税込)
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photo_マルイ

チューブ
SERFAS チューブ 700C
価格:1,045円(税込)
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photo_ライトウェイプロダクツジャパン

パンク修理キット
Panaracer タイヤレバーキット

価格:1,299円(税込)
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photo_パナレーサー

携帯工具
TOPEAK ミニ 9

価格:2,420円(税込)
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photo_マルイ

ライト
CATEYE AMPP300 / RAPID micro SET

価格:5,280円(税込)
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photo_キャットアイ

メーター
CATEYE QUICK

価格:6,380円(税込)
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photo_キャットアイ

ボトルケージ
TOPEAK モジュラー ケージ EX

価格:968円(税込)
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photo_マルイ

ロック
SERFAS COMBO LOCK 12MMX1800MM

価格:3,080円(税込)
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photo_ライトウェイプロダクツジャパン

ヘルメット
KABUTO CANVAS-SPORTS

価格:6,380円(税込)
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photo_オージーケーカブト

アイウェア
KABUTO NB-01

価格:5,940円(税込)
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photo_オージーケーカブト

グローブ
mont-bell WIC.クール サイクルフィンガーレス グローブ

価格:4,290円(税込)
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photo_モンベル

インナーパンツ
PEARL IZUMI コミューター インナーパンツ
価格:7,590円(税込)
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photo_モンベル

ペダル
ADEPT METROPOLITAN PL
価格:3,300円(税込)
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photo_マルイ

ベル
CATEYE OH-2400

価格:880円(税込)
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photo_キャットアイ

※ペダルとベルは、ロードバイク本体に付属している場合と、付属していない場合があります。また、ロードバイク本体によっては、その他の用品(ライト、ロック等)についても付属している場合があります。

さて、上記の合計がおいくらかというと……

56,442円(税込)

……となります。

ペダルが付属しているなら、ペダル代はなくて大丈夫です。ロードバイク本体によっては、その他の用品(ライト、ロック等)についても付属している場合があります。

どこのショップに行ってもこの上記の価格帯ですべて揃うかというと、そうではありません(ショップによって取り扱いブランドは異なるため)。したがって、目安・参考と考えてください。

10〜15万円クラスのロードバイクは例えばこんなの

では、いよいよロードバイク本体を紹介していきます。予算20万円のうち6万円弱が用品に回されたとして、残り14万円強。さあ、どんなのがある?

過去の記事で紹介したものもあるので、紹介コメントは短めで。過去記事のリンクは記事末尾に。

※数千円の予算オーバーはご容赦を

GIANT CONTEND 2

photo_ジャイアント

価格:129,800円(税込)
※ペダル付属

不快な振動を軽減する設計で、ビギナーでも走る距離を伸ばしやすいロードバイクです。補助ブレーキレバー付き。

リンク: 2024 GIANT Bicycles | CONTEND 2

Liv AVAIL 2

photo_ジャイアント

価格:137,500円(税込)
※ペダル付属

Liv(リブ)は、GIANTが展開する女性向けブランドです。GIANT CONTEND 2の女性向けバージョンといった位置付けで、ロングライドデビューにも◎。補助ブレーキレバー付き。

リンク: 2024 Liv Cycling | AVAIL 2

ANCHOR RL3 DROP

photo_ブリヂストンサイクル

価格:112,000円(税込)
※ペダル付属

ANCHOR(アンカー)は、ブリヂストンサイクルのスポーツバイクブランド。RL3 DROPは、ロードバイクらしい軽やかな走りを体感できる入門モデルです。補助ブレーキレバー付き。

リンク: RL3 DROP | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社

KhodaaBloom FARNA CLARIS

photo_ホダカ

価格:118,800円(税込)
※ペダル無し

日本のホダカが展開するブランド「コーダーブルーム」の、ロングライド向けエントリーモデル「ファーナ クラリス」。補助ブレーキレバーや、チェーンリングカバーを装備。オプションでキックスタンドが取り付けられるという特徴もあります。

リンク: FARNA CLARIS|FARNA|自転車|コーダーブルーム

MERIDA RIDE 80

photo_メリダジャパン

価格:126,500円(税込)
※ペダル付属

この手の企画で紹介される10万円前後のロードバイクとしては、定番のひとつ。メリダには「SCULTURA RIM 100」もありますが、このRIDE 80のほうが上体が起きてリラックスできるポジションです。

リンク: メリダ -MERIDA- | ラインナップ | ロードバイク | RIDE 80

FUJI BALLAD Ω

photo_アキボウ

価格:148,500円(税込)
※ペダル付属

今回紹介する中では唯一、フレームの素材がスチールのロードバイクで(他はアルミフレーム)、細いチューブによるすっきりとしたシルエットが特徴です。

リンク: BALLAD Ω | FUJI BIKE フジ自転車


数年前と比べるとやはり価格が上がっているものの、10〜15万円クラスのロードバイクはここに挙げただけではなく、ほかにもまだあります。欲しいものが欲しいときにあるとは限らないのが自転車の辛いところですが、何かしらの選択肢は用意されています。

予算20万円でも、ロードバイクは始めることができます!

以上、これからロードバイクを始めてみたいと思っている方にとって、何かの参考になれば幸いです。

(SUGAI Gen)

自転車が絡む読み物や自転車生活に役立つ商品の紹介を、新しい「CyclingEX」に掲載しています。
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