TREK 2021年モデル:OCLV 800を採用した「Madone SLR Disc」

トレック・ジャパンが、新型Madone SLR Discを発表。従来モデルと比べて最大450gの軽量化を果たしているという。

photo_トレック・ジャパン

初夏のある時期、TREK(トレック)のWebサイトからMadone SLR Discが消えていたことに気付いていた人は、どれくらいいるだろうか。「Madone SLRはきっと進化するはず」と信じニューモデルを待っていた人からすれば、気が気でない数日間だったのではなかろうか。

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そんなわけで、お待ちかねの新型Madone。形状は従来モデルと変わっていないが、6月に発表された新型新型Émonda SLRと同じく、フレーム素材にOCLV 800カーボンを採用し、フレーム単体でフレーム単体で80g軽くなっているという。

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ところが今回のMadone SLR Disc、冒頭に記したとおり「最大450gの軽量化を果たした」と謳われている。フレーム単体では-80gなのに? チーム仕様の完成車、つまり最上位モデルのMadone SLR 9 Discの最軽量仕様で比較して、以下のように重量が削減されている。

・新しいOCLV 800を使用したフレーム:-80g
・新型Aeolus RSL 37 ホイール(比較対象はAeolus XXX 4 Disc):-100g
・新型Aeolus RSL Bar/Stem(比較対象はMadone専用2ピースハンドルバー): -160g
・塗装の軽量化によりチームカラーのフレームを軽量: -50g
・SRAM DUB クランクの採用:-60g

TREKのリリースより
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エアロロードでありながら快適性も確保するMadoneは重量面でやや不利な面があったが、それが大幅に解消されたと言って間違い無いだろう。

なお、今回のモデルチェンジでBBはT47 BBとなったほか、小さな47cmサイズが追加されている。

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また、カスタマイズプログラムのProject Oneでは、ユーザーが配色を選べるカラースキームはシンプルなものになっている一方で、かなり凝ったスペシャルペイントが複数追加されている。Project Oneの価格も見直され、全体的に引き下げられた。

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Madone SLR 6 Discが、812,000円(税別)から。他にSLR 7、SLR 8、SLR 9が用意され、価格はカスタマイズ内容により異なる。詳細はTREKのWebサイトにて。

リンク: Madone | Trek Bikes (JP)

(SUGAI Gen)