TREK(トレック)が、ハイエンドのロードバイクにおいてリムブレーキ仕様を廃止し、2020年モデルからディスクブレーキのみの用意となる旨をSNSアカウントで発表していました。

トレックはグローバルの生産体制において、ハイエンドのリムブレーキモデルの生産を終了いたしました。今後の追加生産も予定されていません。
現在、Project Oneのリムブレーキモデルの完成車、フレームセット共に、税抜価格から56,000円を割引するクローズアウトセールを行っております。 pic.twitter.com/fAsDlPlejw
— トレックジャパン (@TREKJapan) 2019年6月10日
上記ツイートおよびそのスレッドによれば、ハイエンドのリムブレーキモデルの生産はすでに終了しており、カスタマイズプログラム「Project One」においても2019年モデルの受付は7月下旬を目途に終了するとのこと。これに伴い、Project Oneのリムブレーキモデル完成車およびフレームセットを、税別価格から56,000円引き下げるクローズアウトセールが実施されています。

56,000円という金額は、例えばMadone SLR 6をProject Oneでカスタマイズする際に「Solid-Team Logos」などの比較的シンプルなカラーテーマを選択した場合のアップチャージと同額です。
なお、エントリー〜ミドルグレードにおいてはリムブレーキモデルが残るとのことですが、TREKはすでにÉmonda(エモンダ)シリーズのミドルグレード「Émonda SL」においてシマノ・105グレードのディスクブレーキモデルを発表するなどしているため、ミドルグレードもディスクブレーキ仕様が中心になるものと思われます。
リンク: Trek Bikes – The world’s best bikes and cycling gear | Trek Bikes (JP)
(Gen SUGAI)

1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。印刷製版会社営業アシスタント、DTP雑誌編集者、コールセンター勤務等を経て、フリーランスのライター&編集者へ。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業内Webサイト、企業ブログ、メールマガジン等の制作にも携わる。2009年より自転車ブログメディア「CyclingEX」を運営。