山口ベニー号の看板

先週、取材で愛媛県今治市に行ってきました。取材の本題は後日紹介するとして、今日は商店街で見かけた風景を。

駅ではなく港を中心にして栄えた今治の街では、今治港から内陸に向かって商店街が伸びています。しかし近年は「しまなみ海道」の開通もあり、人の流れが大きく変わっていて、商店街は閑散としてしています。

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そんな商店街を歩いていたところ、こんな建物がありました。

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今はもうやめてしまった、自転車店。

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看板は傾き、隣は空き地になっていました。

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「世界を結ぶ 丸紅飯田 山口の技術」

「山口ベニー号自転車」

また、小さく「英国ラレー」の文字も見えます。

「山口ベニー号」は、かつて存在した「山口自転車」の実用車。ランドナーは「ベニックス」でした。この看板は、1960年代からのものではないでしょうか。

自転車店はだいぶ前に閉店したようで、その後NPO法人の事務所が置かれたりしたようですが、今は無人です。

自転車とは関係ありませんが、近くで面白いものを見つけました。

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魚の行商です。まな板とバケツが備えてあって、その場でさばいて渡したりもするそうです。屋根付きのものを押している方もいました。

こういうスタイルの行商は、港町ならでは。

(Gen SUGAI)