電動アシストの通学自転車は“力”になるか—「アルベルトe」のショートフィルム『そして、走りはじめる。』


先日紹介した、ベルトドライブ+前ハブモーターの電動アシスト自転車、ブリヂストンの「アルベルトe」。この自転車のメインターゲットは「通学」です。

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中高生が通学に使う自転車に求められるスペックとは、どんなものでしょうか。90年代以降、地方では公共交通が廃止され、鉄道もなければ路線バスもない、公共交通の「空白地域」が多く存在します。そして学校の統廃合も進んでいることから、片道15km以上を自転車で通学しなければいけないという人も多いのです。とくに公共交通機関が廃止されている場合は、雨でも乗るなど、毎日毎日、タフな使用環境にあります。

引用元: 通学自転車にパワーを!ベルトドライブ+前ハブモーターの電動アシスト自転車「アルベルトe」登場! | CyclingEX.

さて、とくに公共交通機関が脆弱で通学が困難になっている(なりそう)なケースに対して「電動アシスト自転車」という選択肢を訴求するためでしょうか、ブリヂストンサイクルが、ショートフィルムを作っていました。

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廃止が続く地方の公共交通。

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部活動に励む主人公。

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夕方、(今日も)行ってしまうバス。

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お父さん、仕事を抜け出して軽トラで出動です。

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お父さんは優しいけれど、主人公は申し訳ない気持ちでいっぱい。こんな状態で部活を続けていていいものかと悩みます。

……という感じの内容です。

実際、通学の距離や時間が長く、悩んでいる中高生は多いでしょう。高校は中学よりもっと大変ですよね。今では公立高校全県一学区の県もありますし、それこそ私学に学区は関係ありません。そして自宅から遠い学校に通う生徒の誰もが寮や下宿に住めるわけでもありません。

このショートフィルムの主人公は「路線バスもあるしお父さんだって迎えに来てくれるんだから、まだだいぶマシなほう」と言うこともできます。

今、軽自動車のスーパーハイトワゴン系はしきりに「自転車が積める」とアピールするわけですが、実際に子供が自転車通学している家庭にとっては、雨が降ったり何かの都合で夜すっかり遅くなってしまったときに「クルマで迎えに行って自転車ごとピックアップできる」というのは大きなポイントです。

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これが、よほどの暴風雨とか暴風雪とかではない限り、雨の日も風の日も、丘を三つ四つ越えなくてはいけなくても、自転車だけで行き来できたら。確かに、通学する本人にとっても親にとってもメリットがあります(もちろん、心配だから迎えに行きたい……という親も多いと思いますが)。

そんな“通学事情”があるところに「ラクで」「雨が降っても、荷物が多くても大丈夫なタフ&安全な」電動アシスト自転車が力になりますよ?……というのが、今回ブリヂストンサイクルが作ったショートフィルムの狙いなのでしょう、たぶん。

自分は徒歩15分ほどの高校に通っていて、中学校はバス通学でしたが本数が多くて時間も15分ほど、小学校も徒歩30分くらいで、それですら「遠いなぁ」と思っていたので、地方の通学事情というのは正直なところ実感できませんが、今回のショートフィルムをきっかけにもう少し考えてみようと思いました。

電動アシスト自転車アルベルトe (Albelt-e)|ブリヂストンサイクル.

動画も貼っておきます。

個人的には、もうちょっと見る側を明るい気持ちにしてほしいと思いますけど。考えて「うーん」ってなることに関しては、例えば本稿などが受け持ちますんで……。

(Gen SUGAI)



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