2020年の夏までに東京は人と自転車にやさしい街になるか

くどいようですが、「東京都自転車安全利用推進計画案」への意見募集は本日が締め切りです。詳しくは一昨日の記事をどうぞ

さて、昨日はさっそく「エコプロダクツ2013」に行き、疋田智さんの講演を聴いて参りました。

IMG_5704

画像は「自転車Eco学園」ブース。自転車収納用品、自転車グッズなどが展示されているほか、パンク修理体験コーナーもありました。

疋田さんの講演のテーマは「東京オリンピックと自転車」。開始直後は人がまばらだったのですが、疋田さんの高いテンションに引きずられるかのように、次第に聴衆が増えて行きました。話されていた内容は、自転車は車道走行より歩道走行の方が事故が多いというデータ、東京都が現状とっている自転車政策が、国の政策と食い違っていること、そして、欧州の中でも有数の「自転車後進国」だったロンドンが、ロンドン五輪の開催に向けていかに変わって行ったのかということでした。

ここには記せないような話もありました。そうか、そういうことだったのか、という。

ひととおり聴き終わって他のブースも回ってみたりしたのですが、あることが頭の中をグルグル回って離れませんでした。

東京の自転車利用環境に関しては、少なくとも政策面に関しては「終わってる」のかな、と。このままなんとなく過ごしていても、オリンピックまでに東京が自転車にやさしい街になったりはしないだろう、いったん負けを認めて、お葬式を済ませてやり直すくらいの気持ちではないと、ダメなんじゃないかと。

それでも、2020年に東京五輪はやってきます。それが、自転車のみならず、東京という「街」をよくする絶好の機会であることには変わりません。あと何日かすれば「7年後の東京五輪」が「6年後の東京五輪」になります。着実に時間は過ぎて行きます。

もちろん「東京都自転車安全利用推進計画案」への意見は送ります。そのあと、今日の晩にでも、私の中での「お葬式」は済ませておくつもりです。そして、今までの私が、自転車を使い、自転車業界の端っこに片手でぶら下がっている一人の人間として、いかに今まで無知で無関心で不作為であったか、そのツケが今になってどれだけデカいものになっているのか……自責の念にかられつつ、そのまま寝落ちするでしょう。

そして目が覚めたら、もう一度気合いを入れるのです。来年はいっそう「TOKYOバイクコンシャスプロジェクト」に力を入れたいと思います。

2020年までに東京を世界に誇れる自転車都市に。そして東京から日本をバイクコンシャスに。「TOKYOバイクコンシャスプロジェクト」

(Gen SUGAI)






BikeConscious