イタリアのロードバイクやMTBのブランド/メーカーをご紹介。
●CASATI(カザーティ)
CASATIはイタリアのモンツァにあるイタリアでも指折りの歴史のあるブランドです。 1920年の創業以来、イタリアでの生産にこだわり続け、現在でも溶接をはじめとした重要な工程はすべて自社工場で行います。 2010年発行の『イタリアンロードバイク&パーツブランド大辞典(エイ出版)』においても、 その表紙の写真はCASATIの工房での溶接作業であり、本文中でもイタリアの代表的なブランドとして紹介されています。
引用元: ACTIONSPORTS OFFICIAL WEB.
1920年に創業し、今でもMADE IN ITALYにこだわる「カザーティ」。クラシカルなたたずまいの中にも現代的な雰囲気をあわせもつ、美しいフレームが特徴だ。
●Tommasini(トマジーニ)
スチールフレームを溶接から塗装まで、イタリアの自社工場で行うTommasiniはイタリアン・ハンドメイドフレームの代名詞といえるでしょう。 エレガントな細身のメッキラグのスチールフレームとカラーリングが多くのお客様の心を捉えて離しません。
引用元: ACTIONSPORTS OFFICIAL WEB.
創業者のイリオ・トマジーニがフレームビルダーになったのは1948年。自らのブランドを起こしたのは1957年だ。ハンドメイドにこだわったスチールフレームがイメージリーダーだが、カーボンやステンレススチール、そしてチタンと、様々な素材のフレームを手がけている。
■COLNAGO(コルナゴ)
1932年。ミラノ郊外に位置するカンビアーゴ村でエルネスト・コルナゴは生を受けた。12才で溶接工場に働きに出た当時の彼の給料は毎週2kgの小麦粉だったという。
溶接工として地道に働き、幾多の勝利を手にする優秀なロードレース選手でもあったエルネストは、1954年独立し、念願であった自らのチクリを生まれ故郷であるカンビアーゴに創設した。ちなみに現在でもコルナゴ社はエルネストの故郷カンビアーゴから高機能ロードフレームを全世界に送りつづけている。
イタリアを代表するレーシングブランド。現在、中級グレード以下はアジア、具体的に言えばジャイアントの工場で生産されているが、設計やハンドリングへの評価は揺るぎないものがある。きめ細かなサイズ設定も、ジャイアントには真似ができない。
■CINELLI(チネリ)
元ロードレース選手のチーノ・チネリが1948年に興したブランド。スチールフレーム「スーパーコルサ」は今でも根強い人気がある。チューブメーカーのコロンバスと同じグループにある。
■DEROSA(デローザ)
12歳からフレーム制作の修行を始めたウーゴ・デローザが、1953年、18歳のときに興したが「デローザ」。キャリア終盤のエディ・メルクスにフレームを供給していたのもデローザだ。現在ウーゴは第一線を退き、3人の息子たちによって運営されている。
■BIANCHI(ビアンキ)
http://www.cycleurope.co.jp/bianchi/
CYCLEUROPE JAPAN | Bianchi | About Bianchi | History
1885年 エドアルド・ビアンキは21歳の時、イタリアミラノのニローネ通りに小さな自転車店を開きました。
……とWebサイトにもあるとおり、1885年創業の老舗ブランド。現在はヨーロッパの総合自転車商社「Cycleurope」の傘下にある。イメージカラーの「チェレステブルー」はあまりにも有名。日本でも、イタリア本国モデルはもちろん、ビアンキUSAモデル、そして日本市場向けモデルによって、幅広いランナップを提供している。
■PINARELLO(ピナレロ)
http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/
1953年に、元プロレーサーのジョバンニ・ピナレロによって興されたブランド。1991年からミゲール・インデュラインがツール5連覇、2003年にはアレッサンドロ・ペタッキがジロ区間6勝、ツール区間4勝、ブエルタ区間5勝など、大きな記録に絡んでいる。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はグラベルロードバイクのGT GRADE ALLOY。