東京駅周辺に駐輪場の設置が進む

都内でも有数の放置自転車が多いエリアとなっている、東京駅。中央区が駐輪場の設置を進めています。


central bright
central bright by OiMax, on Flickr

東京駅周辺の放置自転車が急増していることは、昨年から話題になっていました。

昨年8月のニュース。

東京の表玄関、東京駅(東京都千代田区、中央区)周辺の1日当たりの放置自転車数が平成23年に都内ワースト2位になったことが、都のまとめで分かった。それによると、東京駅の放置自転車数は830台で、1位の赤羽駅(北区)との差はわずか8台。千代田区の担当者は「放置自転車の減る要因はなく、このままでは都内ワースト1は確実」と頭を抱えている。

引用元: 東京駅の放置自転車が悪化、都内ワースト2位に でも駐輪場は設置できず – cyclist.

このタイミングでCyclingEXでも記事にしました

そして今年に入ってからのニュース。

東京駅周辺で放置自転車が増え、問題となっている。東京都の調査では都内の駅でワースト2位。「首都の玄関」にふさわしい景観を守ろうと都は16日、関係団体を集めた会議を開き、本格的な対策に乗り出した。

引用元: 放置自転車ワースト2位 東京駅、都が本格対策 – MSN産経ニュース.

そして昨日、東京新聞のWebサイトにこんな記事がアップされていました。

放置自転車は災害時に交通の障害になり、美観も損なう。千代田区は一一年に、駅南側の鍛冶橋高架下に百三十四台収容できるコインパーキングを整備。さらに、新年度は東京駅北側の大手町の区道に、コインパーキング式駐輪場約百八十台分を新設し、六〜七月に運用を開始する。

引用元: 東京新聞:あふれる放置自転車 悩む東京駅 180台分 駐輪場新設:社会(TOKYO Web).

少しずつですが、千代田区が駐輪場を増やそうと頑張っています。

記事中にも書かれていますが、東京駅周辺の歩道に自転車を放置する人のほとんどは、千代田区民ではないはず。千代田区ばかりが負担を強いられるのは、ちょっとかわいそうな気がします。一方、東京駅から電車に乗らず、大手町や丸の内周辺のオフィスビルに通っている人の放置自転車も相当数あると考えられるので、駅周辺の駐輪場対策=鉄道会社がやれ、というわけにもいきません。日本の、東京の玄関口として、国と都の行動力が期待されるところです。

(Gen SUGAI)