飯田市議会、行政評価でTOJ南信州ステージの「縮小・廃止」を提言

ツアー・オブ・ジャパンの南信州ステージについて、開催地元の飯田市議会の行政評価において、財政負担の大きさを理由に「縮小・廃止」との提言が出されているとのこと。毎日新聞が報じています。(via @cyclenewsjp


自転車:ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」南信州、「縮小・廃止」を提言 飯田市議会、厳しい財政下で負担増え /長野- 毎日jp(毎日新聞)

飯田市で毎年5月に開かれる国内最高峰の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」南信州ステージについて飯田市議会は、市の事務事業の行政評価で「縮小・廃止」を提言した。市の負担が増える一方で「経済効果は検証されておらず、厳しい財政下で行う事業とは言えない」との理由。市は来年も開催するかどうかを検討する。


その負担というのはどれくらいなのでしょう。

市の負担額は05、06年は250万円だったが、10年は800万円、今年は1365万円に膨らんだ。背景には、競輪などの収益金を還元する財団法人JKAの同レースへの補助率が段階的に引き下げられたことや、県の元気づくり支援金とオリンピックムーブメント推進協会からの補助金が09年を最後に無くなったことがある。

記事によれば、確かに飯田市の負担がずいぶん増えています。

市議会は「同じ公費を使うなら地元の人が参加できる大会を検討してはどうか」と指摘。

……という話も。


そこで飯田市議会のWebサイトを見ますと、行政評価提言書がアップされていました。


飯田市議会|お知らせ|議会による行政評価を行っています(その3)

■市議会では、市の執行機関の活動を監視、評価し
市議会の責務を果たすことを目的として市の事務事業を対象に
行政評価を行っています。
このほど、上澤議長から牧野市長に対し評価結果を伝えるとともに
提言を行いました。

さっそくPDFの本文を読むと、自転車に関する記述がありました。事業名は「自転車のまちづくり事業」で、確かに「縮小・廃止」と提言されています。そして次のように書かれています。


・財団からの補助の見通しは不透明で、減額されると市の負担は増加していく。経済効果の検証はされておらず、厳しい財政下で行う事業であるとは言えない。同じ公費を使うなら地元の人間が参加できる大会などを検討してはどうか。
・「自転車」と「まちづくり」を繋げるには地形的に無理がある。


今年の大会では奈良ステージが中止となったTOJ。来年はどのようなステージ構成になるでしょうか。


(Gen SUGAI)










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須貝 弦

1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。印刷製版会社営業アシスタント、DTP雑誌編集者、コールセンター勤務等を経て、フリーランスのライター&編集者へ。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業内Webサイト、企業ブログ、メールマガジン等の制作にも携わる。2009年より、自転車ブログメディア「CyclingEX」を運営。須貝 弦(Gen SUGAI)のGoogle+はこちらです

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