鉄道廃線跡の活用は自転車道?バス専用道?

今年3月に廃止された、長野電鉄屋代線。その跡地利用として、自転車道と遊歩道を整備する案がまとめられました。


自転車道、遊歩道に…屋代線跡地 : 長野 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

3月末に廃止された長野電鉄屋代線(屋代―須坂間)の線路や駅舎などの跡地について、長野市は、自転車道や遊歩道として整備する基本構想案をまとめた。市内8駅のうち、松代駅など4駅の駅舎は休憩所や観光拠点などとして活用する。市は、沿線の須坂、千曲両市と調整しながら、年内に最終案をまとめる方針。

 長野電鉄は2011年10月、沿線3市に跡地施設を無償譲渡すると表明。長野市は今夏、跡地へのLRT(次世代型路面電車)導入は「困難」とする調査結果を踏まえ、庁内で跡地利用法を検討。4日夜に若穂支所で行った住民説明会で基本構想案を明らかにした。


しかしこの案、別の記事によれば地元では反対の声が大きいようです。


長野電鉄旧屋代線:跡地利用で長野市基本構想案 遊歩道やサイクリングロードに 住民反発「代替バス運行で渋滞」 /長野- 毎日jp(毎日新聞)

市は10月4、5両日に若穂、松代地区で説明会を開催。松代地区住民らから計画を疑問視する意見が相次いだ。説明会で住民は付近の道路が狭く、廃線後、渋滞が発生していると指摘し「バス専用道路として整備すべきだ」「サイクリングロードは他の場所にもある」などと訴えた。市は既存のトンネルが狭く、バス運行が難しい点などを挙げ「整備に多額の費用がかかり、費用対効果の面から実施は難しい」と理解を求めた。

 松代地区住民自治協議会の中島嘉一郎会長は「跡地利用は使う(地元地区の)人を優先すべきだ。計画の上に住民との思いが共有できないと、この地域の人が豊かに暮らせるのか不安だ」と懸念した。市交通政策課は住民意見を集約した上で、構想策定に向け調整するという。

確かに生活のことを考えたら「バス専用道にでもしてくれたら……」という気持ちはわかります。トンネルも含め道幅が狭くても、路線バスしか走らないのであれば、交互通行にすれば大丈夫そうですよね。


YouTubeで見つけた動画を2つご紹介します。


最近廃線になったローカル線の中では、鹿島鉄道の跡地でバス専用道化が行われています。



(バス専用道は5分30秒あたりから)


もとは鹿島鉄道と同じ会社だった時期もある、1987年に廃止された筑波鉄道の廃線跡は「つくばりんりんロード」として整備されているのは有名です。



こうやって見ると、単線の鉄道廃線跡って思ったより幅員がないのですね。もうちょっと広ければ、「路線バス+自転車専用道」とすることもできそうなのですが……。


(Gen SUGAI)










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須貝 弦

1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。印刷製版会社営業アシスタント、DTP雑誌編集者、コールセンター勤務等を経て、フリーランスのライター&編集者へ。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業内Webサイト、企業ブログ、メールマガジン等の制作にも携わる。2009年より、自転車ブログメディア「CyclingEX」を運営。須貝 弦(Gen SUGAI)のGoogle+はこちらです

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