結局のところ輪行にはオーソドックスな自転車が向いている

以前「輪行グッズが増えていく」という記事を掲載しました。

このようにグッズが増えていく原因は、ロードバイクやグラベルロード、そしてMTBと、所有する自転車に合わせてグッズを揃えていったからです。

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その後、あまりの暑さに輪行するのも面倒になってしまい(だって日本中暑いんですもん)、ここ数日涼しくなってようやく意欲が復活したのですが、それでも上記写真のようなグッズを前に、しばし考え込んでしまいました。

「結局、オーソドックスな構成がいいよね」

元も子もない話ですが「この自転車で輪行したいんだ」というこだわりはある程度捨てて、「輪行サイクリングするならコレ」という組み合わせを決めたほうが無難であるというのが、今の私にとってのひとつの結論となりました。



まず自転車。

「絶対にこの自転車で走りたい」というこだわりよりも「サイクリングしたい」という欲求を大事にするならば「リムブレーキのクロスバイクかロードバイク」が向いているでしょう。

例えば、Cannondaleの「CAAD12 105」やTREKの「Émonda ALR 5」のような、走りがよくて比較的リーズナブルなアルミフレームのロードバイクなど良さそうです。

Cannondale CAAD12 105 photo_キャノンデール・ジャパン

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TREK Émonda ALR 5 photo_トレック・ジャパン

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輪行が主目的なのであれば高級なロードバイクは必要なくて、アルミフレームでリア9速、つまりシマノ・ソラ完成車くらいがちょうど良いのでは……という気もしています。変速の調整もそれほどシビアではありませんし。

GIANTの「CONTEND 1」(税別98,000円)や、Cannondaleの「CAAD Optimo Sora」(税別105,000円)といったあたりです。

GIANT CONTEND 1 photo_ジャイアント

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Cannondale CAAD Optimo Sora photo_キャノンデール・ジャパン

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いっそのこと、クロスバイクの軽量なものでもいいかもしれません。

思い返せば私が昨年台北をサイクリングしたときも、自分が所有する自転車の中でオンロードのサイクリングでいちばん使いたいのはCOLNAGOの「E1」(これまた古いですね)なのですが、結局は「扱いやすいものを」ということで、GIANTのESCAPE Airという今は廃盤のクロスバイクを持っていったのです。

関連タグ: 台北 – CyclingEX

GIANTのESCAPE R3なら52,000円(税別)、よりスポーティなESCAPE RX 3でも67,000円(税別)で手に入ります。そして、十分によく走ります。

GIANT ESCAPE R3 photo_ジャイアント

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GIANT ESCAPE RX3 photo_ジャイアント

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もちろん、フォールディングバイクという手もあります。私も一時期、DAHONのバイクを所有していました。

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フォールディングバイクはまた別の話として、上で紹介したようなオーソドックスなロードバイクであれば、用意する輪行グッズもオーソドックスなもので済みます。

輪行袋はオーストリッチの「L-100」。

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OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 [L-100] 超軽量型 ロイヤルブルー


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エンド金具も、オーストリッチで。

エンド幅が130mmでも135mmでも、リア用エンド金具は幅135mm用を購入してクイックレバーは自分の自転車のものを使えばOKです。

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OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [リア用] エンド幅135mm MTB向け 110mm対応


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もちろん、エンド幅130mmの自転車のために、130mm用のエンド金具を購入しても構いませんが。

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OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [リア用] エンド幅130mm ロード向け 110mm対応


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フレーム形状によっては、フリーカバーがあったほうが良いです。

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OSTRICH(オーストリッチ) 輪行アクセサリー [フリーカバー] 小サイズ ロード用


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いちばんの鬼門は、スルーアクスルのようです。

いろいろグッズばあり、それぞれにメリットはあるのですが、どうも決め手に欠く感じなのです。

とはいえ「どうしてもこの自転車で輪行したい」とか、出先で何かあって必要に迫られるということもあるでしょう。

レースやイベントに輪行で参加するときは、やっぱりいちばん乗りたい自転車を選びたいですよね。

そんなわけで、まだまだこのネタは続きます……。

(Gen SUGAI)