GIANTが新型エアロロード「PROPEL DISC」を発表

GIANT(ジャイアント)が、エアロロードバイク「PROPEL(プロペル)」をフルモデルチェンジし「PROPEL DISC」としてを発表しています。

photo_ジャイアント

その存在はすでに明らかだった「PROPEL DISC」、ついに正式発表です。

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GIANTのエンジニアとエアロダイナミクスのエキスパート、そしてチーム・サンウェブの選手が協力し、さらにはフランスのAero Concept Engineering社の施設を用いて開発された新型PROPELは、ディスクブレーキ専用設計となりました。

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従来モデルのディスクブレーキバージョンではなく、まったく新しいフレーム形状を採用しています。

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数値流体力学と動的マネキンを用いて、Aero Concept Engineering社での風洞実験を繰り返して開発された、新型PROPELのチューブ。

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その断面形状は、涙滴型から楕円を切った翼型へと変更され、さまざまな風の角度で空気抵抗を低減。ディスクブレーキ専用設計となったことも、空気の流れを乱す要素が少なくなり、空気抵抗の改善につながっています。

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ハンドル周りの空力性能を高めるために、新たにCONTACT SLR/SL AERO ハンドルバー&ステムを開発。ケーブルは内装式となりました。

Nuits-Saint-Georges – France – wielrennen – cycling – cyclisme – radsport – Marcel KITTEL (Germany / Team Quick Step – Floors) – Edvald BOASSON HAGEN (Norway / Team Dimension Data) pictured during the 104th Tour de France 2017 – stage 7 from Troyes to Nuits-Saint-Georges, 213.50 km – foto NV/PN/Cor Vos © 2017

従来型のPROPELはエアロロードとして軽量な部類であったと思いますが、チーム・サンウェブの選手からのリクエストは「剛性/重量比の改善」だったと言います。そのリクエストに応えるため、より軽く、そして剛性は高められています。

PROPEL ADVANCED SL 0 DISC photo_ジャイアント

しかし、エアロロードとしての性能を突き詰めた結果、乗りにくいバイクになっては意味がありません。新型PROPEL DISCシリーズでは、横風の影響を受けにくい後輪に65mmハイトのリムを採用。一方で前輪は42mmハイトのリムとして、横風時のコントロール性を高めています。

PROPEL ADVANCED PRO DISC photo_ジャイアント

新型PROPEL DISCシリーズの日本国内におけるラインナップや価格は、近日発表予定とのことです。

GIANTはこの度、エアロロードバイクの新型「PROPEL DISC」を発表いたします。数年間にわたり、GIANTのエンジニア、チーム・サンウェブのプロレーサー、エアロダイナミクスのエキスパートが協力して、フランスのACE(エアロ コンセプト エンジニアリング)にて開発を進めた結果、この革新的なエアロロードマシンは全く新しいフレーム形状を採用し、ディスクブレーキ専用設計となりました。

情報源: エアロロードバイクの新スタンダード、新型PROPEL DISCを発表! – INFORMATION

[2017/9/2追記]

ラインナップが発表されています。

・PROPEL ADVANCED SL 0 DISC(ブルーの車体)

Advanced SLグレードのフレームをもつ上位モデル。メインコンポーネントおよびブレーキはシマノ・デュラエースDi2を採用。価格は1,250,000円(税別)です。

・PROPEL ADVANCED PRO DISC(グリーンの車体)

Advancedグレードのフレームをもつモデル。メインコンポーネントおよびブレーキはシマノ・アルテグラDi2を採用します。価格は600,000円(税別)です。

(Gen SUGAI)