国道16号相模原市内の自転車道にあるポールの意図をたずねた

昨年8月、国道16号相模原地区に設置された自転車道を紹介しました。

今回は、国道16号に設けられた「自転車道」を紹介します。

整備区間は、相模原署前〜中央一丁目〜相模原駅入口。相模原署前〜中央一丁目が2009年3月に、相模原駅入口までが2010年3月に開通しています。道路の両方向に、交互通行で整備されました。もともとは側道で、しかもまるで駐車場のように使われているスペースでした。

引用元: 国道16号相模原市内の自転車道を走ってみた【バイクコンシャス】 | CyclingEX.

この自転車道、約半分の区間に、ポール(ゴム製ボラード)がたくさん立っています。

このような感じです。

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ポールがない(ゼロではない)区間も。

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この違いは、整備時期(2期に分かれている)の違いによって生じたもののようです。

さて、昨年8月の段階で、このポールについて下記のように書きました。

ポールが立っています。左右を区分するために立っていると誤解されがちですが、これは、主に個人宅や商店の駐車場入口に設けられていて、クルマの進入を防ぐ役割を担っています。駐車場の入口がたくさんあるので、場所によってはポールだらけとなるわけです。

ただ、以前から、そして上記記事をアップした後も、「この自転車道はポールがあるからよろしくない」という意見を見聞きすることがあるので、このポールの意図について、相武国道事務所に聞いてみました。

頂いた回答によると、ポールの目的は次の2点。

・民地から車道への出入り口について、自転車の速度抑制及び注意喚起を行うことにより、自動車と自転車との衝突防止を図るため
・自動車の自転車道への誤進入防止のため

……ということだそうです。

もちろん、このような物が設置されていることへの賛否もあるでしょう。また、双方向の自転車道が道路の左右に設置されていることへの賛否もあるでしょう。そして、3mという幅員についてもそうですし、交差点部の処理にしてもそうです。

ポール(ボラード)の設置ひとつとっても、その意図を理解すれば「では、どうすればもっと良くなるか」という議論が、より現実的なものになるのではないでしょうか。

(Gen SUGAI)






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