平成25年中の交通事故死者数は4,373人、13年連続で減少。

1月6日、警察庁交通局交通企画課は、平成25年中の交通事故死者数を発表しました。

昨年1年間に全国で交通事故で亡くなった人は4373人で、前年を38人(0・9%)下回り、13年連続で減少した。ただ、65歳以上の高齢者の死者は2001年以来12年ぶりに増えた。警察庁が6日発表した。

引用元: 交通事故死者、13年連続で減少 高齢者は増加:朝日新聞デジタル.

さっそく警察庁のWebサイトから発表資料を確認してみましょう。

トップページ|警察庁.

統計はここから。

統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103.

平成元年、交通事故の発生件数は661,363件、負傷者数は814,832人、死者数は11,086人でした。

そして平成25年は、発生件数が628,248件、負傷者数は779,660人、死者数は4,373人であり、死者数は13年連続の減少となっています。なお死者数は「発生後24時間以内」となっています。

詳しくは資料をご覧頂くとして、ちょっと注目したいのが、まず「月別死者数」。

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11、12月が多いのですね。

そして高齢者の割合。

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日本の少子高齢化が進んでいる以上は、こうなりますね。ちなみに平成24年の高齢者人口は3,079万人、高齢化率は24.1%。平成6年(1994年)に14%を超えたそうです。

我が国の65歳以上の高齢者人口は、昭和25(1950)年には総人口の5%に満たなかったが、45(1970)年に7%を超え(国連の報告書において「高齢化社会」と定義された水準)、さらに、平成6(1994)年にはその倍化水準である14%を超えた(「高齢社会」と称された)。そして、高齢化率は上昇を続け、現在、24.1%に達している。

引用元: (1)高齢化率が24.1%に上昇|平成25年版高齢社会白書(全体版) – 内閣府.

なお、より詳しい「交通事故の発生状況」については、2月末あたりに発表になるかと。ちなみに、平成24年中の交通事故の発生状況については、下記にあります。

引用元: 統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103.

この資料から自転車乗車中の事故のデータを拾いますと、

     |死 者|重 傷 者|軽 傷 者
平成21年|709|11776|143894

平成24年|563|10290|120909

……と、減少していることがわかります。

ただし、交通事故全体に占める構成率で見ると、10年前から減少していない(微増している)……というのが問題になっています。ごくまれに自転車関連業の中でも「自転車の交通事故が増えている」と吹聴している方がいらっしゃいますが、そういう単純な話ではありません。

平成25年の「交通事故の発生状況」が発表になったら、また紹介したいと思います。

(Gen SUGAI)






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