国道16号相模原市内の自転車道を走ってみた【バイクコンシャス】

相模原市の自転車通行環境に関する取り組みを紹介するシリーズの第2弾です。

前回はJR相模原駅近くに設けられた自転車専用通行帯を紹介しました。

相模原駅近くの自転車専用通行帯を走ってみた | CyclingEX.

今回は、国道16号に設けられた「自転車道」を紹介します。

整備区間は、相模原署前〜中央一丁目〜相模原駅入口。相模原署前〜中央一丁目が2009年3月に、相模原駅入口までが2010年3月に開通しています。道路の両方向に、交互通行で整備されました。もともとは側道で、しかもまるで駐車場のように使われているスペースでした。

ここで紹介するのは、相模原駅入口から相模原署前に向かって、道路左側(北側)の自転車道を走行した様子です。

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相模原駅入口交差点から、自転車道に入ります。いきなりですが、この自転車道の問題点のひとつが露見しています。交差点部では、信号待ちの自転車が自転車道の上に滞留してしまいますので、それを避けるように進まなくてはなりません。車道側からはアクセスしにくくなっています。

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上の写真のように誰もいなければ良いのでしょうけど。結局、交差点では歩行者や自転車がどこに滞留するかも考えなくてはならないということですね。

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さて、自転車道の幅員は3m。「自転車通行帯」という立て看板の表示が若干気になります。ここは「自転車道」です。

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ポールが立っています。左右を区分するために立っていると誤解されがちですが、これは、主に個人宅や商店の駐車場入口に設けられていて、クルマの進入を防ぐ役割を担っています。駐車場の入口がたくさんあるので、場所によってはポールだらけとなるわけです。

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路地が国道16号に接続しています。このような場所では、国道から路地に入るクルマから自転車が認識できるかどうかがポイントになります。ここでは、自転車道と車道をいったん近づけていました。車道と自転車道の間に植え込みなどはなく、見通しは配慮されているようです。

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3mの幅員の自転車道を、パラパラと自転車が走っている限りでは、とくに狭いと感じることはありません。時速22〜24kmほどで巡航しました。

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中央一丁目交差点です。ここでは自転車横断帯を通る必要があります。自転車道と自転車横断帯は比較的直線的につながっているので、通常の自転車横断帯と比較すると「やや、マシ」といったところでしょうか。

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交差点を越えて、相模原署方面へ向かいます。こちらの区間のほうが先に開通していますが、先ほどの区間と比べると少しポールが少ない、かな?

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歩道を走る自転車がないわけではないのですが、大半の自転車は自転車道を通行しています。また、とくに左側通行とは書かれていませんが、みな左側を走っています。

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時速20km以上で走っていれば、遅い自転車にはすぐ追いついてしまいますが、無理な追い越しは禁物です。

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相模原署前です。ここで自転車道は終わりです。左に行くと西門交差点で、前回紹介した、コレ↓

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……が出てきます。

また、右へ曲がれば(自転車横断帯を渡れば)相模原市役所等がありますが……

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そちらは歩道上をペイントすることよって、歩行者と自転車の分離を試みていました。当面の整備形態として「歩道上のペイントでもいいから分離してくれ」という声が市民の側から出ているようでもありますが、観察する限り機能はしておりません。

また、中央一丁目から相模原消防署方面へは、

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朝の通勤通学時間帯に歩道上の自転車を一方通行とする取り組みも行われていました(でもそれなら車道のほうが走りやすいのも事実)。

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(相模原市自転車対策基本計画PDFより)

このように、相模原駅周辺のモデル地区では様々な取り組みが行われています。

というわけで、接続する道路も含めてざっとご紹介しました。

個人的な感想としては、国道16号の自転車道、その「自転車道」としての部分については十分に走りやすくいもので、評価できると思います。また、実際に多くの人がその自転車道を通行し、概ね左側通行も守られているのは大きいと感じました。できれば、もっと延長してほしいと思います。相武国道のアンケートでは、概ね好評のようです(PDF)。

一方、ロードバイクだと「自転車道は走りづらい」「車道のほうが走りやすい」と感じるかもしれませんね。確かに、例えばもう少し幅員があっても、バチは当たらんだろうという気はします。

また、このように自転車道を整備することによって、結果として交差点処理の問題が浮き彫りになっていることも見逃せない状態となっています。それは国道16号だけではなく、接続する道路も含めて考えなくてはいけないことです。

個人的には、自転車道と、前回紹介したような自転車専用通行帯が有効で、歩道上をペイントで区分けするのは(自転車道や自転車専用通行帯のある道路との接続を考慮すればなおさら)無理があると感じました。

乱暴にまとめますと、自転車道の存在意義は高い!今後は交差点処理によりいっそうの工夫を!ということになります。

いろんな意味で、良い方向に伸びてくれることを願っています。頑張れ相模原市、頑張れ相武国道

最後に、参考記事です。

同事業は平成20年度に整備が始まり、国道16号線(相模原署〜中央1交差点区間)の自転車道が昨年完成したのを皮切りに、今回、市道相模淵野辺と国道16号線(中央1〜駅入口交差点区間)が完成。モデル地域全6ヵ所(左下の地図参照)の整備が終了した。

引用元: 安心して通行できる | さがみはら中央区 | タウンニュース.

地図です。


より大きな地図で 相模原駅入口〜相模原署前 を表示

動画です。

(Gen SUGAI)





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須貝 弦

1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。印刷製版会社営業アシスタント、DTP雑誌編集者、コールセンター勤務等を経て、フリーランスのライター&編集者へ。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業内Webサイト、企業ブログ、メールマガジン等の制作にも携わる。2009年より、自転車ブログメディア「CyclingEX」を運営。須貝 弦(Gen SUGAI)のGoogle+はこちらです