自転車乗りという括り

Rush Hour on the Dunsmuir Separated Bike Lane

WEBRONZAに興味深い記事がありました。

そろそろ自転車についてもう少しまじめに考えよう  – SYNODOS JOURNAL(シノドス・ジャーナル) – 朝日新聞社(WEBRONZA)

[2023/4/5]リンク切れ。現在の記事URLは最後に。

この例にかぎらず、シリアスサイクリストの方々の言説には「オレたちホンモノはあいつらとはちがう」みたいなニュアンスがしばしば感じられるのだが、歩行者の目からみれば同じ自転車乗りだ。少し辛辣な表現をすれば、これまでサイクリストの意見が世論をなかなか動かせなかったのは、少なくとも外部からは「仲間」としかみえない人びとが社会にかけている迷惑を「自分とには関係ない」とスルーし、自らの「正当」な主張のみを聴いてもらおうとする態度をとっているからなのではないかと思う。

記事の配信元はシノドスジャーナルでした。したがってこちらでも読めます。

SYNODOS JOURNAL : そろそろ自転車についてもう少しまじめに考えよう 山口浩

[2023/4/5]リンク切れ。現在の記事URLは最後に。

筆者としては、自転車乗りも自転車を降りれば歩行者であり、歩行者も自転車に乗れば自転車乗りであり、ハンドルを握ればドライバーであり……つまりどれも「人間がやってること」なので、みんなで実体験と想像力の両方をフルに組み合わせて考え、行動していくしかなんだと思っています。

山口氏は紹介した記事の後半で簡潔で具体的な提言を書かれています。そちらもぜひご一読を。

[最終更新 2023/4/5]

(須貝弦)

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