人の後にぴったりついていいのはレースだけ

クロスバイクで街乗りをしていたり、週末にサイクリングロードをのんびり流していたりすると、真後ろにぴったり他の自転車が付いてきていることがあるんです。

皆さんも経験ありませんか? ひとりで気持ちよく走っていたら、後で急にギアチェンジの音が聞こえて「え?真後ろにいるの?」みたいな。

記事のタイトルまんまですが、走っている自転車の真後ろをぴったり追走して良いのは、レースの世界だけではないでしょうか(一定のレベルをクリアした人間が揃っている“はず”だという前提でお互いを信頼して走っています)。道路では、自転車であっても「車間距離をちゃんと取る」ということを守ったほうが安全です。もし、あなたが前を走る自転車の後にぴったりとくっついて走っていたとして、前の自転車が急に「コンビニ入ろう♪」と思って減速したらどうしますか。どうしますかって言うより、追突しますよね。

逆に、一人で走っているときでも「もしかしたら誰か後にいるかもしれない」という意識は持っておきましょう。川沿いのサイクリングロードはもちろん、自転車通勤者が多い道路などでで自然と自転車が連なることもありますよね。そういうときに、手信号・合図の大事さもわかると思います。上記の例で言えば、コンビニに寄るために減速するときに「後に他の自転車等がいるかも」と、意識を持っておくにこしたことはありません。

(須貝弦)

[最終更新 2017/10/14]