自転車をパンクさせないためのもっとも簡単な方法

自転車で通勤や通学をしているときに、パンクしたら最悪ですよね。もちろん、サイクリングのときも。仕方ないから路肩や歩道に上がってパンク修理をすることになります。これが週末のサイクリングロードなんかだと、散歩中の中高年に笑顔で話しかけられたりするんですよ、「そんな簡単に外して修理できるの〜、すごいね〜」とか(実話、しかも2度)。いや別に、楽しいわけじゃないんですよパンク修理。

さて、自転車のパンクを防ぐ、もっとも効果的でかつ簡単な方法とはなんでしょう。

それはずばり、空気を入れること。

ここで「アホか」と思った方、まぁちょっと待ってください。

街を走っている自転車をよく観察してみると、なんとまぁ空気圧の低すぎる自転車の多いことよ。着るものはさんざんおしゃれしているのに、安物の折りたたみ自転車に乗って、しかも空気圧が足りずにタイヤが変形しまくってる状態の人などを見ると、なんだかとっても悲しくなりますね。

空気圧が低いと、歩道の段差を乗り越えるときなどに、タイヤチューブがリムに挟まれて穴が開いてしまうことがあります。これが「リム打ちパンク」。また、空気圧が低いと路上に落ちている釘や尖った小石などが刺さりやすくなってしまいます。また、パンクのリスクだけではなく、カーブを曲がるときの安定性が悪くなるなど、良いことはひとつもありません。

タイヤには適正な空気圧があります。

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ちゃんと、タイヤのサイドに書いてあります。この空気圧をしっかり保ちましょう。ロードバイクなら、乗るたびに。クロスバイク等でも、少なくとも月に3〜4回はチェックしましょう。

そして、とくにスポーツサイクルの空気圧をちゃんと維持管理しようと思ったら、それ相応の空気入れ=フロアポンプが必要です。はじめてスポーツサイクルを買うとき「携帯用ポンプで全てまかなえるだろう」と考える人もいるかもしれませんが、まず無理です。携帯用ポンプで充填できる空気圧には限りがあります。「高圧対応」を謳っているポンプでも、ものすごい回数のポンピングが必要だったりします。

空気圧は適正に。そのためにはちゃんとしたフロアポンプを。これ、自転車のタイヤがパンクしないようにする上では基本です。

フロアポンプを購入する際には、タイヤチューブのバルブ形状についても確認しておきましょう。

リンク: 自転車用タイヤ – Wikipedia.

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超余談:自転車じゃなくてオートバイなんですけど、タイヤのブランド名のところにホワイトマーカーでマーキングを入れるのは結構なんですが、ETRTO径や空気圧の表記にまでホワイトを入れている人がいて……真面目なんですね。