歩行者やジョガーと混在するサイクリングロードでは自重しよう

私はいつもGoogleのニュース検索で自転車についての話題をチェックしているのですが、出てくるのは「ひったくり」とか「自転車と乗用車が衝突」、「自転車と歩行者が衝突」といった話題ばかりで、ちょっとうんざりしてしまうのも事実です。今日もテレビのニュースで、自転車とジョガーが衝突して、ジョガーの方が重体になっているというニュースがありました。

以前、筆者はマイコミジャーナルの原稿にも書かせていただいたのですが、川沿いのサイクリングロードは基本的に、「自転車歩行者道」です。注意義務は自転車にあるわけですし、とくに歩行者やジョガーの多いところでは、スピードを出しすぎないように自重したいところです。例えば、「車輛通行止め(自転車を除く)」の標識のある細い道を、ロードで爆走する人はいませんよね?

リンク: 【ハウツー】スポーツサイクルビギナーのためのマナー講座〜路上編 | ライフ | マイコミジャーナル.

川沿いに多く見られるサイクリングロードは、サイクリングを楽しむために絶好の環境だが、日本のサイクリングロードのほとんどが、自転車と歩行者専用の独立した道路という意味の「自転車歩行者道」。散歩やジョギングを楽しむ人もたくさんいるわけで、そこを自転車で暴走することは許されない。あくまでも、歩行者が優先だと覚えておこう。

「自転車のマナー」とか「ジョガーのマナー」とか、「歩行者の…」とか「自動車の…」とかあって、例えば自転車とジョガーがぶつかったというニュースがあれば、やれ「自転車が悪い」やら「自転車ばかりを悪者にするな」やら「ジョガーだって…」といった議論になりがちです。(冒頭で紹介したニュースとはまったく無関係の話ですが)皇居周辺のジョガーのように、まったく歩行者の安全を顧みないジョガーがウヨウヨいる異常空間もあります。一方、今はどうだか知りませんが、以前両国付近の清澄通りを何度か歩いたときには、(時間帯は朝で、日大一高の生徒を避けたいからでしょうが)車道逆走が当たり前になっていることに寒気がしました。

で、何が言いたいかってことですが、人は走ればジョガーだし自転車に乗ればサイクリストだし、クルマに乗ればドライバーなんですね。つまり結局は「人としてどうよ」ってことなんじゃないかと、思うわけです。だから人として考えましょう。歩行者やジョガーと混在するサイクリングロードを自転車で走るとき、どのように振る舞うべきかを。

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