実用車の世界に起きている異変

築地あたりで市場関係者のオジサンたちが乗り回したり、出前の配達で使われたりと、意外と見る機会が多い「実用車」。クラシカルな外観で、一般のユーザーにも根強い人気があります。しかし、その実用車の世界に、ここ数年の間にある異変が起きているのです。

ひとまず、国内で残る数少ない実用車、ブリヂストンとパナソニックのを見てやってください。

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リンク: ジュピター – 各製品ラインアップ.

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リンク: レギュラー | 自転車 | Panasonic.

さぁ、かつての実用車と何が違うかわかりますか?

答えは、ロッドブレーキじゃない!!
実用車と言ったらやっぱり前輪ロッドブレーキでしょう!
でも今は、前輪がワイヤー引きのレーキなのです。

ちなみにロッドブレーキとは、こういうの。


oh, you handsome brute / placid casual

どうしてロッドブレーキじゃなくなっちゃったのかな。そういえばハンドルも、ふつうの軽快車っぽくなってしまっていますね。地元の自転車屋さんに聞いてみたら「パーツの生産が終わったんじゃない?」とのことでした。

「実用車 ロッドブレーキ」で検索すると、ロッドブレーキの新車が無くなってしまったことを残念がっているブログがいくつか見つかります。

まぁブレーキなんで、性能が出ていて扱いやすければそれでいいのですが、ちょっと寂しい感じもした次第です。

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